お洗濯物を干すときに、日の出が見えました。
どんどんおひさまが出ている時間が短くなってきていますね。
ウツ、ストレス、不安が高まるのはこういう日が短い季節です。
朝は意識的におひさまを浴びて、夜はぐっすり眠れるような体に整えたいものです。
先日の夕方、スーパーの店先である親子に会いました。
母親と手をつないで歩くには大きすぎるお子さんの片手は、髪や耳をしきりに触っていて、遠くをぼんやり見つめる目が不安げで気になりました。
15分ほどで買い物を終え、家に向かう坂道の途中でその親子に再び会いました。
お子さんはうつむいて歩道脇の植え込みに隠れるように座り込み、両手で耳を塞いでいました。
すぐそばの道路は、大きな路線バスや車が何台も通って行きます。
座り込んでいる子の傍らには、諦めたような表情の母親が黙って立ちすくんでいました。
親子で道を塞ぐようにしていたので、小さな声で「こんにちは」と女性に挨拶したら、
すぐに道を開けてくれ「こんにちは」と驚いたような困ったような表情で挨拶を返してくれました。
パニックを起こしたら、その時は何を言っても効果はありません。
覚えていない事、記憶がない事も多いので、落ち着くまで静かにじっと待つのが一番です。
その親子は、イヤーマフもデジタル耳栓も持っていませんでした。
その日は、「あの親子はお家についたかな」と思いながらの夕食作りでした。
パニックには大もあれば小もあるので、小さなうちに気づいて対処してあげられると良いと思います。
子どもが何を不安に思っているか、毎日関わりを持つ親だからこそできる事があると思います。
ほんの些細なことでも、毎日の積み重ねは大事です。
積もり積もった我慢や不安の結果で起きたパニックなら、取り除くのは少し時間がかかるかもしれません。
不登校や登校渋りのお悩みを聴く事が増えました。
お子さんに寄り添う母親自信が、不安に引きずられないようにと願います。