やわらかな丸みを帯びたふくらみを見ていると、お顔がゆるみます。
ぷっくり「おててのえくぼ」
可愛い。もう最高!!
ベビーマッサージ2ヶ月目で、手がふっくら大きくなってきました。
子どもの温かくやわらかな肌は、ママの心を優しく包み込んでくれます。
こひつじちゃんは、生後4ヶ月から毎日幼稚園までの送り迎えに連れて行きました。
風が冷たい春、徒歩で往復40分程の送迎は決して楽ではありませんでした。
1日に2往復ですし、帰りは公園に寄り道したので、体を休める時間は短かったです。
「可愛い」と腕の中を覗き込んで「抱っこさせて」と言う少し年上のママとの出会いが嬉しかったです。
まだ登園時間が短かったある日、風もなく穏やかだったので、家には帰らず野川子ども文化センターに行きました。
穏やかな日差しを浴びて、子どもたちの声を聞き、いつかここで遊べる日が来るだろうかと思いながら、けやきを見上げました。
当時、某幼児グループアドバイザーをしていたMさんが声をかけてきました。
「ねこでも抱いてるのかと思った」
「何ヶ月?」
「小さいね」
と言われるのにはだいぶ慣れていましたが、この言葉はチクリと胸に刺さりました。
とても苦しい思いをして、やっと生まれて、たくさんの人の手によって守られ必死に生きている子なのだと伝えました。
その後は、検診に行く度、誰かに会う度に、こひつじちゃんが小さく同じ月齢の子よりも発達が遅い訳を自ら周囲に話しました。
日々の疲れが溜まっていく中で、何気ない一言、悪気のない一言にも、とても敏感になっていたのだろうと思います。
傷つかないように、自分を守るのに必死でした。
だから、ひつじは同じ思いをしているママさんを放っておけないのかもしれません。
「大きくなったね」と、子どもの成長を共有し、あの時、心を支えてくれた年上のママさんのように、あたたかな笑顔でいたいと思います。