朝日新聞への投稿短歌・俳句で「原発」、「原爆」に関連して詠まれたものを抜き書きした。
日向だけ視察していく大臣に見せてやりたし日陰のフレコン
(須賀川市)伊東伸也 (3/13 高野公彦選)
地震、津波、放射線から逃げし地の知人数多(あまた)の今知れる僅(わず)か
(郡山市)柴崎茂 (3/27 馬場あき子選)
手始めに線量測る畑(はた)仕事十二年目の福島の春
(須賀川市)近内志津子 (4/3 馬場あき子、佐佐木幸綱、高野公彦選)
うれいつつ祈るごとくに歌い上ぐ原発被災者ナターシャ・グジーは
(千葉市)相川弘文 (4/10 馬場あき子選)
戻る人戻らない人判断がまだつかぬ人これが福島
(南相馬市)佐藤隆貴 (4/10 永田和宏選)
使用済み核燃料四千体残るふくしまは仰ぐウクライナの空
(福島市)青木崇郎 (4/17 馬場あき子選)
ポンペイの灰に埋もれし死者たちに核戦争の未来重ねる
(一宮市)園部陽子 (4/24 馬場あき子選)
三度目(みたびめ)の過ちとなる瀬戸際に晒されている大戦と核
(須賀川市)近内志津子 (4/24佐佐木幸綱選)
爆心の芝に積もるや春の雪
(長崎市)佐々木光博 (3/13 長谷川櫂選)
輪郭のなきフクシマの春の暮れ
(いわき市)馬目空 (4/10 高山れおな選)
(写真と記事は関係ありません)
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