北九州八幡から発信
八幡、やはた、やわた、はちまん
早春の東峰村を訪ねて
2月12日(日)、今年はじめてのウォーキングです。
日田英彦山線の「筑前岩屋」からスタートして、
岩屋神社 → 県道52号(宝珠山川沿い → ほうしゅ楽舎 →
いぶき館 → 高木神社 → 大行司駅(ゴール)のコース。
*:.。..。.:*・゜゜・ *:.。..。.:*・゜
筑前岩屋は彦山の次の駅で、
釈迦岳トンネル(4379m)を抜けた所。
写真トップは筑前岩屋のホームです。トンネルが見えますか?
昭和31年、トンネルが開通して彦山~大行司間 (12.1km) が結ばれ、筑前岩屋駅を新設して、日田彦山線(小倉~夜明)が全線開通しました。
彦山~筑前岩屋間には、
二又トンネル、吉木トンネル、釈迦岳トンネルがあり、
それぞれ、いろんな歴史を持っています。
先ず、向かったのが岩屋神社、
鳥居まで、駅から約20分歩きました。
その先は急坂(階段)を上り、本殿へ向かいます。
旧村(宝珠山村)の地名に由来する宝珠石(星の玉)が、
祀られているそうです。 隕石かな?
でも、誰も見た人はいないそうです。
岩屋神社本殿(国指定重要文化財)です。
大きな岩(権現岩)の窪みを利用して上手に造られています。
ここからの眺めは抜群でした。
本殿の上の方に??
蜂の巣です。(サッカーボールより大きそうでした。)
*:.。..。.:*・゜゜・ *:.。..。.:*・゜ ゜・*:.。. .。.:*
駅の方に戻って、県道52号線沿いを歩きました。
横を流れる川は宝珠山川、ホタルの名所です。
筑前岩屋駅~大行司駅に架かる3つの「めがね橋」は、
多連アーチ橋で、近代土木遺産に指定されています。
「日本の美しい鉄道橋」のナンバーワンだとか、
年末年始にはライトアップもあって、
「銀河鉄道999の世界へ!」
写真は上から、
栗木野橋梁、宝珠山橋梁、第二大行司橋梁、 だと思う。
めがね橋を渡る列車は撮れませんでした。
(これで、ご勘弁を!)
*:.。..。.:*・゜゜・ *:.。..。.:*・゜ ゜・*:.。. .。.:*
「いぶき館」では、「高倉健展」が(ロング)開催中でした。
健さんのお父さんが、炭坑の幹部社員だったので、
幼い頃、良くここのクラブに家族で訪れていたそうです。
健さん主演の映画のポスターや台本などがずらり!
館内に、健さん著書の「旅の途中で」の一節の文章が、
大きなパネルに掲示されているのが印象的でした。
炭鉱の労務管理をしていた父は、
満州に何百人もの人を連れていくといった、
大きな仕事のおかげで町に顔がきいた。
|
中略
|
兄が予科練の甲種飛行訓練生の試験に受かって、
町を出発する日のことだった。
兄の予科練合格について、父はよかったでもなければ、
嬉しいでもなく、一言も言わなかった。
そしていよいよ出発の日、
父は相変わらず「頑張れよ」でもなければ「気をつけて」でもなかった。
僕は、同級生と二人で兄を見送る駅へ行った。
当時の若者にとっては、まさに晴れの日。
町の人たちが打ち振る日の丸の旗の波の間に、父の顔があった。
ばんざーい、誰かの第一声をきっかけに「ばんざーい、ばんざーい」。
兄を送る大合唱が起きた。僕はふと父の顔を見た。
その時だった。
万歳もせず、手も振らず、無表情だった父の目から、
すーっと、一筋、涙が落ちるのを僕は見た。
へー、お父さんも泣くんだ。
これが父が教えてくれた、川筋男の泣き方だった。
『旅の途中で』(高倉健著)-より-
☆.。.:*‥° ☆.。.:*‥°.:*‥°☆.。.:*‥ °☆.。.:*‥°☆
ゴールの「大行司駅」です。
無人駅ですが改札口を入ると、
ホームまで土手(77段の階段)を登ります。
いつもはホームには(健さんゆかりの?)黄色いハンカチを、
(映画のように)吊るしているのですが、この日は無かった。
☆.。.:*‥° ☆.。.:*‥°.:*‥°☆.。.:*‥ °☆.。.:*
この日は天気が良く、
気温も上がって、少し汗ばむぐらいでした。
それでも山間だけあって、所々に雪が残っていたし、
山道を歩くコースは、一部変更されました。
宝珠山川、特に棚田親水公園辺りはホタルが多く、
シーズンには大勢の人が訪れます。(ホタル祭りもあります。)
数年前、ホタルを観に来たことがあります。
ホタルの乱舞とは?
こんな状態をいうのか、とにかく凄かったです。
↓ コースマップを載せますので参考にして下さい。
(クリックで大きくなります。)
コメント ( 19 ) | Trackback ( 0 )