horizon doux italia de -torino-

イタリア・トリノでの日常+αを写真と共に
ほどほどほどよく発信フォトブログ。イタリア語の絵本のことも。

チョコレートの本場トリノのチョコレート見本市

2009-03-16 | イベント

最近は気温15、16度ぐらいのポカポカ陽気が続いています。
日曜日は、天気も良かったのでチョコレート見本市に行ってきました。
すっきり晴れた青空、白いテントの並ぶ広場、チョコレートの香り。


日本には神戸にお店がありますね。カッファレルのスタンド。
黄色いジャンドゥイオットの形は広場で一番目立っていました。
カッファレルの包装やデザインは季節感があるので好きです。


シルビオ・ベッソーネのスタンドは力入ってました。他のスタンドの倍以上のスペースを構え、ミニチョコレート工場になっていました。
目の前でチョコレート製造が見られる、そして味わえる、気に入ればその場で購入できる! 五感をだいぶ刺激されました。
職人のお兄さんもしっかりカメラ目線でサービス。ベッソーネ本人かどうかは確認できず。ポスターに写っているチョコまみれの手のお方は本人ですね。



ピエモンテ州は、さまざまな分野での優秀な手作り職人さんたちを認定する制度を設けいています。今回は、トリノ市内で頑張るチョコ職人さんのところでチョコレートを500グラム買いました。大きなチョコレートを目の前で好きな量だけ切ってくれます。味見がしたいと言うと、一口で口に収まりきらない大きな塊を渡してくれます。イタリアの試食サービスは太っ腹だなぁといつも思います。売るときもこちらが要求したグラムの倍カットしちゃうので、結局は予定よりたくさん買うことになるんですが、それもイタリアらしくていいじゃない~って思っています。特に野外の見本市って開放的で気持ちがいいですから、量なんて気にしません。


ちょっと休憩タイムでは、ペイラーノのチョコレートムースを食べました。
むちゃくちゃ、美味しかった~の一言です。

毎年この時期に行われるチョコレート見本市。トリノとチョコレートは歴史的に見ても切り離せない関係にあります。 仕事熱心なピエモンテの職人たちが築いてきたチョコレートの歴史もあります。チョコレートのファンの方、イタリア旅行を計画されることがあれば、3月のトリノも考慮に入れてみてはいかがでしょう。トリノで上質なチョコレートを味わってみませんか。

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アーティストの光 3

2009-01-25 | イベント
3年に一度開催されるトリノ現代美術展、トゥリエンナーレの入り口真上で輝くアーティストの光。
中国人アーティスト、チンユンマのNeongraphy(ネオングラフィー)。
日中、電灯が消えているときは「明」しか見えませんが


夜、ネオンが灯されると中国、日本、韓国、月をあらわす漢字が交互に点灯します。


三国に「月」(月日)を加えると

未来は明るい。

☆インフォ☆
トゥリエンナーレでは2月1日まで「50 LUNE DI SATURNO」(訳:土星の50の衛星)現代美術展開催中です。

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アーティストの光 2

2009-01-11 | イベント
前回の「LUCI D’ARTISTA」アーティストの光のつづきです。

トリノのシンボル、アントネリアーナ塔で光り輝く赤色の光は
マリオ・メルツの「数字の飛行」
イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチのフィボナッチ数列
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89…


ポー通りはジュリオ・パオリーニの「パロマ」
現代アートの天文台。月や惑星などを1キロに渡って楽しめます。


カプチーニ山はドイツ人レベッカ・ホーンの「小さなブルーのスピリット」


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アーティストの光

2008-12-10 | イベント
今年で11回目を迎える「LUCI D'ARTISTA 2008」(ルーチ ダルティスタ)日本語に訳すと「アーティストの光 ~トリノの街を彩る光の芸術作品~」が11月4日から1月11日まで開催されています。世界各国から選ばれたアーティスト19人の作品を市内19箇所で堪能することができます。見る人に強いインパクトを与えるハイクオリティーな芸術作品とトリノの街との融合が見ものとして、このイベントはイタリア国内だけでなく世界でも知られています。冬のトリノの見所のひとつになります。

今回は2箇所で写真を撮ることができました。夜景撮影はぶれやすいので難しかったです。
こちらは歴史のあるエレガントなサンカルロ広場にあるニコラ デ マリアによる「花の王国 ~あらゆる生命の宇宙の巣~」
広場の電柱と広場を囲むアーケードをぐるっと一周囲むように電飾が灯されています。実際はもっとカラフルです。二重の電飾効果で銅像や双子の教会(私が勝手にそう呼んでいるだけですが)が引き立ち、おとぎ話のダンスパーティーにお呼ばれしたような印象を持ちました。







こちらは最近整備され歩行者天国になったラグランジュ通り。ゆったりと歩けるようになりました。こちらの作品はエンリカ ボルギによる「雪の玉」
カットされたペットボトルが利用されています。
通りの向こうまで続く青い光は小さな惑星のようにも見えます。


「アーティストの光」めぐり、つづく。

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クリスマス市

2008-12-09 | イベント
季節ごとに様々なイベントが開催されるトリノは活気があって退屈しない街だなと思います。
12月の一押しイベントと言えばトリノ市主催のクリスマス市、イタリア語で「イル メルカティーノ ディ ナターレ」です。
こちらは屋内コーナー。




12月5日~23日の間、トリノの中心街から少し北へ向かったドーラ川の近くにあるBORGO DORA(ボルゴドーラ)広場で開催されています。
夜は寒さも忘れるぐらい美しいイルミネーションが会場全体を優しく包みます。
屋台では地域の特産料理を食べることもできます。出来立てほやほやのあつあつを外で食べるのもまた格別です。
クリスマス市は屋外と屋内コーナーがあり、職人による手作りの商品が売られていたり、ワイン、ジャム、チョコレート、お菓子類、チーズ、サラミなどの食品の屋台も充実しています。中には世界各国で行われる食品見本市に出展したことのある食品会社があったりします。ずっと前にブログで紹介したワイン製造社、カンティーナ ソチャーレ カナヴェーゼも屋台を出展していました。ピエモンテのあちこちから魅力的な品が集結されている市だなという印象を持ちました。
平日は午後4時から、週末は午前10時からと午後4時からミニイベントが行われます。子ども向けのイベントもあります。
12月6日の4時からのイベントはイタリア人イケメンズブラスバンドでした。
1時間以上も演奏しながら歩き回ってパフォーマンスも抜群。盛り上がっていました。


私たちは日本にいる可愛い姪っ子二人に手作りの品を買いました。同じものを二つ欲しかったのですが、同じものは2つも作らないという職人の方だったので似たようなのを買いました。そしラム酒のクリーム入りチョコレートで有名なCUNEESIを購入しました。60年の歴史を持つBRAMARDI社のものです。

このCUNEESIは毎回日本に帰国する時お土産として持って帰ります。日本で働いていた頃、お酒好きなT先生は美味しいと目をキラキラさせながら食べていたし、普段お酒は飲まないK先生は「ちょっとよっぱらってしもたわなぁ」と言っておられたのを思い出します。本当に顔が赤くなってました。ラム酒以外にもレモンのリキュール、ピエモンテのデザートで有名な卵黄と砂糖、マルサーラ酒を加えて作られるザバイオーネなどいろんな大人の味を楽しめるCUNEESI、本当に美味しいんです!

次回はクリスマスに親戚一同が集まる夕食会に持って行くプレゼントを探しに行きたいと思います。
大量生産の時代に、手作りの品、BIOの食品など手間ひまかかっている物を選んで贈り物にするのも違った意味でなんだかちょっと豊かだなと思うのです。

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トリノ国際映画祭2008

2008-11-28 | イベント
TTF Torino Film Festival.

第26回トリノ国際映画祭が11月21日から29日まで開催されています。21日の開祭式ではオリバーストーン監督のアメリカ合衆国ブッシュ大統領をテーマにした「W.」が上映されました。
この9日間は映画三昧。トリノ市内の映画館4館で朝から晩まで世界中の映画を堪能できます。9日間フリーパスは75ユーロで購入できます。1作品あたりの料金は7ユーロですので毎日2,3作品見たいと思っている人はフリーパスがお薦めです。
日本からは、若松孝二監督の「実録・連合赤軍」、是枝裕和監督「歩いてもいても 歩いても」、そして小栗康平監督の「泥の河」(1981)、「伽倻子のために」(1984)、「死の棘」(1990)、「眠る男」(1996)、「埋もれ木」(2005)が上映されます。26日には小栗康平監督の記者会見も行われました。

トリノはイタリアのハリウッドと言われていました。
映画産業が盛んで様々な映画がトリノで生まれました。トリノの大学では映画を学ぶことができます。トリノのシンボル、モーレ・アントネリアーナ内(写真)には国立映画博物館があり、市内の西部にはマリオ・グローモ基金のメディア図書館もあります。

映画は自分も映画のシーンを実体験しているような気分になれいつもとは違った時間を楽しめます。国際映画祭では普段なかなか見られない映画を見られる絶好のチャンスです!


空に向かって伸びるアントネリアーナの塔の先が街歩きの道知るべになります。

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食 味覚の祭典 サローネ デル グスト

2008-11-14 | イベント
2年に一度、10月の末頃にトリノで開催される大規模な食の見本市、オフィシャルでは食、味覚の祭典と紹介されているサローネ デル グストに行ってきました。2002年のと比べると来場者が恐ろしく増えているように感じました。会場全体がおしくら饅頭で前に進むのがやっと。日本や海外から食のバイヤーをはじめ一般の来場客でごった返していました。

入場料は20ユーロとちょっとお高め。
コープやルフトハンザ航空の会員なら4ユーロ引き。
スローフード協会の会員なら半額だったと思います。


入場券を買う長蛇の列。列に並べないイタリア人たちの公共マナーの良さは相変わらず世界一でした。

気を取り直していざ入場。
人がうじゃうじゃいて先が見えない状態のまま人の波に飲み込まれて会場内へ。

人に埋もれながらもお宝を発見!

このイケメン君ではありませんよ。
こちらのスタンド、ドイツからの出店。蜂蜜専門のHONIGLAND。

お宝とはこの黄金に輝くボトルです。1年間あちこちで探し続けていた「蜂蜜ワイン」。試飲して気に入った「ハチミツリキュール」もお買い上げ。
ワインの前にある小瓶のやつです。
ハチミツワインの秘話はまた次回語ることにして、先に進みます。

会場ではいろんな国の料理を楽しめるレストランも用意されていました。日本、アイルランド、ノルウェー、ドイツ、カタルニア、イタリア各州が出店していました。
日本はもちろん御寿司。トリノにあるアルカディアというレストランが出店していました。手焼きおかきの試食サービスに夢中になってしまいました。温かいえびせん、美味しかった!

私たちはビール広場の近くにあったドイツのレストランで昼食をとりました。
ドイツビールとソーセージを食べてドイツに行った気分を満喫。

ドイツの生ビールって本当に美味しくて幸せでした。ソーセージもプリプリでジューシーだったし、ビネガーとオニオン風味のポテトも美味しかったなぁ。
本当はいつ行けるか分からない北欧ノルウェーのレストランでノルウェーに行った気分を味わいたかったのですが、人気があって全メニュー終了。
ドイツは文句なしだったので、ドイツで良かったかも。

こちらは生ハムコーナー。ブタの足だらけ。


こちらはピエモンテ州のヴェルチェッリ県のお米のスタンド。

米の産地であるヴェルチェッリにはモンディーネと呼ばれる田植えや稲刈りの仕事をしていたヴェネトからの出稼ぎ女性たちがいました。50年代頃の話です。

こちらはマリオ・フォンゴ氏のスタンド。

これから間違いなく日本に上陸するだろうと予想している
「リングア ディ スオチェラ」訳して「姑の舌」は
グリッシーニを平たーく長ーくしたパリパリの食感がするイタリア独特のパンです。
なぜこんな変な名前なのかというとこのパンは姑の舌のように長いから。
なぜ姑の舌は長いのか?想像できますね、姑はよく喋るからです。

最後はテッラマードレ、母なる大地と題された会場にあるスローフード協会が保護する世界で消滅危機にある食や希少な食が集められたスタンド。
その中で日本から来られていた「雲仙高菜」を保護する方たち。


地域性のある食品を守るためには、作り手と買い手の保護意識が大切なんだと思いました。地域の特産物を守ることは、日々の食生活を大切にすることに繋がると思います。「食」=「人」大事です。

イタリア、トリノに住んで分かった「食」の大切さ。
こちらの人は本当に郷土食、地域の特産物を愛しています。

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本の国際見本市

2008-05-01 | イベント
どこかで見たことがあるなと思わせる宣伝広告。良く見てみるとボッティチェッリのビーナスの誕生のあのビーナスだと認識することができる。それにしてもよく出来ている。ビーナスが実写されている。



これは5月8日から12日までトリノで開催される第21回目の本の国際見本市の宣伝広告で、本の国際見本市といえばトリノ、イタリア各地からたくさんの人がこの見本市に訪れ、今や年に一度の重要なイベントになっている。

今回のテーマは「美は私たちを救う」。招待国は(政治的な話題になってますが)独立宣言して60年のイスラエル。
特別企画の主題は世界各国の母国語、BOOKSTOCK村という若者読者向けのスペースなどがあり、5日間に渡って様々な催し物が予定されている。

入場料は8ユーロ。開催時間は木曜、日曜、月曜日は10時から22時まで。金曜と土曜日は10時から23時まで。開催場所はLingotto Fiere, via Nizza 280, 10126 - Torino.

私が個人的に楽しみにしているのは、BOOKSTOCK村に展示ブースをかまえる親子の読み聞かせを推奨する、「読むために生まれてきた Nati per leggere Piemonte」。
イタリアでも読み聞かせの大切さについてこんな風に呼びかけている。一部を紹介。

「あなたの子どもがこの世に生まれたときから、話しかけ、歌いかけ、微笑みかけよう。あなたの声が子どもを愛撫し、優しく包み、力づけるから。そうしながら子どもが答えてくれるのをゆっくり待ちましょう。

小さなお話の世界へ一緒に旅に出ましょう。言葉と色の世界へ。言葉と手や体の動きを使って、一緒にお話の世界にいると心がなごむってことを教えてあげましょう。

毎日の読み聞かせの時間は一生心にとどまる最高の贈り物。」

たくさんの人が訪れるだろうこの本の国際見本市、訪れた人に新しい発見、新しい本との出会いをもたらすいい機会となるでしょう。

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オリゾンドゥイタリア ドゥトリノ 

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