我が家にあるロシア料理本を参考に
イタリアで手に入る食材でロシア料理を作っていたのだけれど
どうしても食べてみたい料理があった。
ロシア語でイクラと言われている魚の卵のパテ。
幸い、子どものクラスメートにロシア人の母親を持つ子どもがいて、
生粋のロシア人の彼女に尋ねることができた。
イクラは、サーモンの卵ではなく、いろんな種類の魚のたまご総称。
私が作りたいと思っていたのは、
ミンタイという種類を使うと分かった。
話を聞いていると、どうもスケトウダラの卵だった。つまり明太子。
気前よくトリノにあるロシア食材店も教えてくれた。
めでたく、ミンタイを手に入れた。
開けてみたらピンク色の粒がぎっしり。
加熱された筋なしのたらこで
味は、まさにコンビニのおにぎりのたらこの味。
後味に少し苦味があるので、ご飯にのせて食べると
やっぱり日本の味を知っているだけあって何だか物足りない。
でも、イタリアでたらこが手に入るだけ有り難いと思わなければ。
この手のたらこは業務用として
日本にもロシアから輸入されているのかも知れない。
パテにするとパンとの相性は良い。
オオカミと石のスープ | |
クリエーター情報なし | |
徳間書店 |
子どもの学校では食育学習があり、その一貫で
おおかみと石のスープが教材になっている。
スープと言えば、イタリアの食卓の基本。
人参、ジャガイモ、ズッキーニを柔らかくなるまで煮て、
軽く塩で味付けをし、バーミックスでポタージュにして、
オリーブオイルとパルメザンチーズをかけて食べる。
シンプルだけど素材の味が身に染みて美味しい。
おまけ
イクラ繋がりでこちらはルーマニアの鯉の卵のパテ。
鯉を食べたがるイタリア人夫に買ったもの。
ルーマニア人曰く、美味しいらしい。
14032018