この絵本との出会いは
保育士試験の言語の実技試験でした。
今はどうなっているかわかりませんが
私が受けた時の保育士試験というのは、
筆記試験で10科目全部合格して初めて
第2段階の実技試験へ行けたのです。
実技試験は言語、造形、音楽のうち二つを選択するようになっていました。
どれを選択しても課題は当日試験官から渡され、そして指示に従うものでした。
私の言語試験の課題は
太田大八さんの絵本「かさ」でした。
かさ (ジョイフルえほん傑作集 10) | |
太田 大八 | |
文研出版 |
試験官に絵本を渡され、開いてみると全く予想外の展開に頭が真っ白になりました。
字がなかったんです。白黒の絵本に主人公の女の子のかさだけが
真っ赤に色が塗られていました。とてもインパクトがありました。
絵本には絵と字があるものだと思い込んでいましたが
大きな間違いでした。
子どもは字がなくたって楽しめるんです。
言葉が外国語でも楽しめるんです。
子どもも絵本もすごいです!
参加しています。