horizon doux italia de -torino-

イタリア・トリノでの日常+αを写真と共に
ほどほどほどよく発信フォトブログ。イタリア語の絵本のことも。

Pio Pio とりかえっこ

2014-02-27 | イタリアの絵本


Pio Pio
クリエーター情報なし
Babalibri


いろんな国の言葉に訳されている
さとうわきこさんの絵本「とりかえっこ」のイタリア語訳です。

とりかえっこ (絵本のせかい 21)
さとう わきこ
ポプラ社


ひよこちゃんがおさんぽ中に出会う動物たちと鳴き声をとりかえっこします。
イタリア語の動物の鳴き声を日本語のそれと比べながら
ほんとうにこんな風に聞こえるの?なんて不思議に思いました。
二歳児向けの、単純なお話の繰り返し。
次、あれがくるぞっ、ぼく知ってるぞ、ほら、やっぱり! というように
パターン化しているセリフは子どもの期待を裏切りません。
しかしお話にはしっかり山場があり、わが子はドキッとするそのシーンが大好きです。

癇癪を起こして泣きわめいていてもこの絵本を出すとご機嫌さんになります。
膝に抱いて読み聞かせをしていると、自分から泣いてたわけを教えてくれます。

繰り返し、繰り返し、慌てない、慌てない。
二歳児が癇癪を起こす訳は、自分の思っていることと違うー!がほとんどです。
お水~、ちがう、ジュース~、ちがう、ラッテ~、ちがう、えーん。
振り回される前にこれとこれどっちがいい?と聞いて最初から選択できるようにするのも手です。

フェガテッレ

2014-02-25 | トリノの街、建築物


可憐な小花たちの雪を押し上げる底力と生命力に春の訪れを感じる・・・はずが、
今年は雪が降る日が少なくて雪解けのフェガテッレを見ることはなさそうです。

フェガテッレという名前には、葉の形が肝臓(fegato)を連想させたとか、
肝臓に効能があるハーブだとかの理由があるようです。
日本名は、三角草(みすみそう)とか雪割草(ゆきわりそう)と言います。
林道の傾斜面に小さなブーケのように固まって咲いています。
花言葉は自信、忍耐。
どこかで読んだ成功の反対は失敗じゃなくて、何もしないことなんて言葉を思い出させます。

春のような天気が続いています。
スペルガ聖堂駅の裏側にあるパノラミックなハイキングコースには
フェガテッレだけではなく、野生種の淡い黄色のプリムラも顔を出し始めています。

橋の上の天使

2014-02-18 | お出かけ


サンタンジェロ橋の10体の天使像。
レプリカとは言え、どの天使にも今にも動き出しそうな躍動感があり
そしてその動きの優美さに目を見張る。
こんなに美しい像をこの世に生み出したベルニーニの感性に感嘆のため息。
角度を変えて観れば別の躍動感と優美さ。
一体で無数のアングルの違う写真が撮れてエンドレス×10体。
加えてそれぞれの天使が手にしているアイテムに注目していたら
瞬く間に時間が過ぎていく。

訪れたのは夕暮れのちょっと前、天使像と空が西日に照らされ
天使に息が吹き込まれたような錯覚がするとき。

可能なら次回は朝日のときに訪れたい。
そしてサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会に設置されている
二体のベルニーニオリジナル天使像も観てみたい。

限られた時間をどう過ごすかが旅の難しいところ。
いつも旅先から持ち帰るのはぱんぱんになった次回へのお楽しみ袋。

バレンタインのシフォンケーキ

2014-02-14 | 食・ガストロノミーア・ワイン


子どもも食べられるようにチョコっ気なしの
ブラウンシュガー風味のシフォンケーキ。
生クリームはpanna elenaをお砂糖控えめで泡だてて。

今年は切り花よりも鉢植えが欲しくなったのでつるバラをリクエスト。
鉢植えのミニバラは手に入りやすい代わりに育てにくい。
すぐにうどん粉病になってしまうので難しい。

トリノでお花を買うなら花市場。一般向けは金曜日の朝です。

ハッピーバレンタイン。

天国の鍵

2014-02-11 | fotografie スナップ


バチカン市国の国章にあるふたつの鍵。
聖ペトロがイエスキリストから与えられた天国の鍵。
Le chiavi del paradiso.

サン・ピエトロ広場の青空の下、
バチカン市国とローマの歴史に比べたら
人の人生は点にもならない程はかないもの
ということをしみじみ思った。






バチカン市国のスイス人衛兵

2014-02-08 | fotografie スナップ


バチカンの衛兵を遠く離れている場所から撮ったにも関わらず
カメラを向けている最中、少し手前にいたイタリア人警察官にずっと睨まれてました。
「んもぉ、あなたを撮りたいんじゃないってっ。」

italo高速鉄道のお陰でローマが近くなりました。
イタリアで感じる時速300km走行。
飛行機に乗り間違えたか、
はたまた夢を見ているのか。
トリノを出て四時間弱でローマに到着。
数年前では考えられない進歩です。

週末矢のごとし

2014-02-03 | fotografie スナップ


ここぞとばかり普段出来ないことを週末に詰め込み
いつも最後は時間に追われるはめに。
夫婦でお互いが自分の時間がない!って
結論に至るわけです。
子どもに会いたい親族、子ども同士を遊ばせたいいとこや友人。
自分たちの時間をおしみなく子どものために使ってます。
お願いだから健全に育ってね。

買い物に出かけ急ぎ足で家路に向かう途中に見つけた雨上がりの被写体。
これ一枚撮れただけでも自分の時間が持てたと同じ事。
自分の撮りたいものを見つけたときに
ちゃんと答えてくれるのは携帯の古いカメラだったりします。
「カメラは値段じゃないよ。残したい瞬間を見逃さないことの方が大事。」
と、夫はいつも言うのです。
(高いレンズを買うことから遠ざける魔法の言葉?)
この雨上がりの観覧車の写真も何年後かに見たら
きっといろんなことを思い起こさせてくれる
自分にとっていい思い出の一枚となるでしょう。

皆さま、よい週初めを。





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