horizon doux italia de -torino-

イタリア・トリノでの日常+αを写真と共に
ほどほどほどよく発信フォトブログ。イタリア語の絵本のことも。

ゆきがふったらしまうまのジュリアはなにをする?

2008-05-28 | イタリアの絵本


タイトル 『Cosa fa la zebra Giulia quando nevica in citta'?』
タイトル訳 ゆきがふったらしまうまのジュリアはなにをする?
作者 Sara Carlini 作.絵 

2004年 ラ ビブリオテーカより出版。
*2,3歳~

冬、外は雪が降っていて何をして遊ぼうかなと思っているときこの絵本をどうぞ。
雪の日の過ごし方をしまうまのジュリアが教えてくれる絵本。

なんでぼくのほかにおとうともいるの?

2008-05-24 | イタリアの絵本


タイトル 『Perche' ci sei anche tu?』
タイトル訳 なんでぼくのほかにおとうともいるの? 
作者 Paola Ancilotto作  
Donatella Besa 絵

2007年 サンパウロ出版より出版。
*2,3歳~

これから弟や妹が生まれてお兄ちゃん、お姉ちゃんになる子どもにお薦めの一冊。
やさしいタッチのイラストに遠近法がたくみに使われていて絵画のような仕上がりになっている。内容、絵ともに愛着がわく一冊。

イタリア救出事情

2008-05-14 | イタリア
今日午後22時半過ぎ、どこからともなく
「助けて~、助けて~」という女の人の力ない声。
家の西側のベランダに出て耳を澄ますと、明らかに誰かが助けを求めている。
呼びかけてみてもそれへの返答はなく「助けて~、助けて~」とだけ返って来る。
すぐに警察に連絡する。
警察もこの声に対する通報を何件か受けていたようで、すでにこちらに向かっているという。
10分ほど後、はしご車2台、救急車一台が到着。総勢10名の消防員と3名の救急員。
助けを求めている人の家は、西側ではなく、東側にある10階建てマンションの6階からだった。
はしご車に乗った消防員が窓から侵入。真っ暗だった部屋には明かりが点り、数分後には家に進入した消防員が戻ってきた。

助けを求めていたのは一人暮らしの足の不自由なお年寄りだと分かった。
室内で転落したのか、怪我をして動けなかったのか、はっきりは分からないが担架に乗せられて救急車で運ばれていった。
命には別状はない様子だったので一安心した。

イタリアの住宅事情を語ると、ほとんどが集合住宅で住み込みの管理人のいるものから一棟に数家族が住む、管理人なしの小さいものまである。
どの国も同じだと思うが、集合住宅ではつきものの住人同士のトラブル、騒音問題は悩みの一つにあげられる。
基本的にトリノ市の条例では隣人に迷惑になる騒音を出してはいけない時間帯が決まっているらしいが、
そんなものはあってないようなもので、朝の7時から掃除機をかける音、目覚まし時計、夜中のしゃべり声、TVやCDの音、歌声、夫婦、親子喧嘩など数えきれない。

しかし、今回のように助けを求める声などはすぐに隣人、近所の集合住宅まで届く上、助けを求める人には必ず手を差し伸べるイタリア人の隣人チームワークは頼りになると言える。

家庭内での事故で家から出られない状態になった場合、通報すればはしご車でイタリア人消防員が大勢で駆けつけてくれる。
到着時間は決して早くないけれど、遅かれ早かれやってきて救助してくれる。
通報できない場合は、大声で叫べは誰かが気がついてくれる。

集合住宅の騒音には悩まされていたけれど、今回の救出事情を知り、集合住宅も悪くはないかもしれないと考え直すきっかけとなった。

※イタリア通報 警察113 国防警察112 消防115 救急車118

ドラゴンボール

2008-05-11 | イタリア
イタリアの小学生や中学生はザイノと言う、大きなリュックサックに何十冊もの教科書を入れ、毎日通学しています。
丈夫で機能的に作られているだけでなく、デザインも色とりどりのカラフルなものから、アニメのキャラクターものまで様々です。
ここ、イタリアでもドラゴンボールは子どもたちの中で人気があるマンガの一つで、ドラゴンボールのザイノを背負っている子どもを見かけることができます。
私もドラゴンボール世代なので、そんな子どもの通学姿を見て、日本のマンガ文化は国境を越えるんだなと感心していると、ふと目に飛び込んできたのは

「恐竜の魂」

ザイノの側面いっぱいにはっきりとした色で刺繍されています。

もしかして・・・ドラゴンボールの訳?
最初はおかしくて噴出してしまいましたが、外国人が日本語に訳すのは難しいんだなと思いました。

ザイノだけではありません。イタリアは漢字でタトゥーをいれるのが流行しているようで、時々可笑しな意味のタトゥーをしている人を見かけます。

例えば、台所、恐妻、平案など。

もし、誰か知ってる人から漢字の意味を聞かれたら、本当の意味を言うべきか、言わないべきか。あなたならどうしますか。

ことばのしずく

2008-05-10 | イタリアの絵本


タイトル 『 gocce di voce 』
タイトル訳 ことばのしずく 
作者 Stefano Bordiglioni, Chiara Carminati, Pietro Formentini, Roberto Piumini, Giusi Quarenghi, Giudo Quarzo, Bruno Tognolini 作  
Antonella Abbatiello 絵

2006年 ファタトラックより出版。
*0歳~

ピエモンテ州、読むために生まれてきた(Nati per leggere)による企画。
子どもが生まれたときから、大人が子どもに語りかけることを薦める詩集。
ことばがしずくの玉のようにあふれ出て、心地よく響く一冊。
2007年にピエモンテ州に誕生した子どもにこの絵本が州より贈られている。

ぼくとぼくのいぬ

2008-05-09 | イタリアの絵本


タイトル 『Il mio cane ed io』
タイトル訳 ぼくとぼくのいぬ 
作者 Yutaka Sugita絵
1972年 エッメ出版より出版。
*0歳~

作者、杉田豊は過去に国際児童年記念ポスターコンクール最優秀賞、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞などを受賞。
字のない絵本。イラストが語りかけてくる、想像力がふくらむ絵本。

きえちゃったキャンディ 

2008-05-04 | イタリアの絵本


タイトル 『 Le caramelle scomparse 』
タイトル訳 きえちゃったキャンディ 
作者 G.Caviezel 作  C.Mesturini 絵

2001年 ハッピーブックスより出版。
*4歳~6歳向け

数の絵本。森の動物たちと一緒にきえちゃったキャンディを探しに足跡を辿って森の中へ。数字を読んで数えてみたくなる絵本。

本の国際見本市

2008-05-01 | イベント
どこかで見たことがあるなと思わせる宣伝広告。良く見てみるとボッティチェッリのビーナスの誕生のあのビーナスだと認識することができる。それにしてもよく出来ている。ビーナスが実写されている。



これは5月8日から12日までトリノで開催される第21回目の本の国際見本市の宣伝広告で、本の国際見本市といえばトリノ、イタリア各地からたくさんの人がこの見本市に訪れ、今や年に一度の重要なイベントになっている。

今回のテーマは「美は私たちを救う」。招待国は(政治的な話題になってますが)独立宣言して60年のイスラエル。
特別企画の主題は世界各国の母国語、BOOKSTOCK村という若者読者向けのスペースなどがあり、5日間に渡って様々な催し物が予定されている。

入場料は8ユーロ。開催時間は木曜、日曜、月曜日は10時から22時まで。金曜と土曜日は10時から23時まで。開催場所はLingotto Fiere, via Nizza 280, 10126 - Torino.

私が個人的に楽しみにしているのは、BOOKSTOCK村に展示ブースをかまえる親子の読み聞かせを推奨する、「読むために生まれてきた Nati per leggere Piemonte」。
イタリアでも読み聞かせの大切さについてこんな風に呼びかけている。一部を紹介。

「あなたの子どもがこの世に生まれたときから、話しかけ、歌いかけ、微笑みかけよう。あなたの声が子どもを愛撫し、優しく包み、力づけるから。そうしながら子どもが答えてくれるのをゆっくり待ちましょう。

小さなお話の世界へ一緒に旅に出ましょう。言葉と色の世界へ。言葉と手や体の動きを使って、一緒にお話の世界にいると心がなごむってことを教えてあげましょう。

毎日の読み聞かせの時間は一生心にとどまる最高の贈り物。」

たくさんの人が訪れるだろうこの本の国際見本市、訪れた人に新しい発見、新しい本との出会いをもたらすいい機会となるでしょう。

参加しています。
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