凝灰岩の岩壁を掘って作られた
マテーラの洞窟住居群。
イタリアでは、50年ぐらい前までは
マテーラと言えば、貧困の代名詞。
極めて貧しい生活を強いられ
衛生面や遮光量の問題といつも隣り合わせ。
狭くて薄暗い洞窟内に大家族と家畜が同居。
戦時中の防空壕を思わせる。
小さい子どもの寝る場所は、
引き出されたタンスの引き出し。
大人の高さのあるベットの下は
鶏たちの住まいで、ベットの前は馬小屋。
飽食と大量消費社会の現代で
豊かさとは何だろうと考える。
アッピア街道から眺める
ムルジャ マテラナ国立公園の絶景も
息を飲む美しさで圧巻。
Buona fine settimana.