自宅に風呂がなくてもたいした事はないけど、困るのはヘアダイだね。
こればっかりは温泉で出来ないんだ。
気になりだすともうダメ。
昨夜、“明日やろっと”っと今朝、外を見ると雨。
いつもならおとうさんがやってくれるけど今朝は不在。
まぁいいか、やっちゃお~っと。
屋外湯沸しは簡単には火が付かない。
小枝をナタでバンバン叩いてたら、一本がパ~んと左目に飛んできた。
イタイ!!
メゲナイ、メゲナイ。
いいじゃん、なかなかの燃え具合。
沸いた、沸いた!
雨足が強くなってきた。
洗い場はひさしがない。
お湯で洗う前に雨が髪から身体まで洗ってくれて、もうどこもかしこもびしょびしょ。
終わった・・・・
どれどれ染め具合は?
いいじゃん。
雨にも負けず、
風にも負けず
なかなか薪が燃えなくても決して怒らず、
薪が飛んできても
いつも静かに笑っている
お湯が沸いたと心を躍らせ
全身ずぶ濡れになっても白髪染めに魂を込め
やったぜ!っと笑っている。
褒められもせず
苦にもせず
そういうものに私はなっている。
薪が飛んできた左目が痛い。
深い二重瞼が一層大きく膨らみ、きわだつ美しさをかもしだしている・・・