ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

まじめさだけでは

2008-03-23 | 雑念
チャレンジウォーク2008事前研修(3班編成)

3/22~3/23
2日間アドベンチャープログラム
新4年生~中学生11名
リーダー4名

アクティビティの内容は後日として、グループの雰囲気と指導方法と心理状態をご紹介

初めて集まった参加者にしては仲良く話が出来るような雰囲気

リピーターも数名いて落ち着いている。
目標設定として「みんなですること」を提示。

ジャンケンバスケ、サムライ、勇者の印を導入で使い動きを見ると4、5年生は上手に遊んで高学年は動きが鈍い。
しかし動かないというわけでもない。
「温度差」これが序盤の印象

高学年を引き込もうと課題解決を提示。魔法の鏡。
比較的対立も少ない活動。微妙なライン。
少し難易度を上げてみた。早いかな?とは思ったがフープリレー
チャレンジ回数と目標タイムを相談することを提示

一瞬動きが止まったが主導権の変化の時間だったよう。高学年がリーダーシップをとりはじめた。
すると低学年がつまらないモード
分かりやすいといえば分かりやすい
てこずりながらも目標達成
一応の達成感
まだ表現できない関係性

午前中はモホークウォークまで活動し、振り返りでは「どんなグループになりたい?」という問いかけ
当然難しい質問。
少しずつ口にする答えをつなげて「楽しむ」→「笑顔」→「みんなの顔を見る」という目標を設定した
「後でもう一度メンバーの笑顔度数を聞くね?」

ここまでが午前中の動き

午後はアイスブレイクの足り無さを補い低学年に合わせながら高学年やリーダーを巻き込む必要性からバナナ鬼

ここでテンションが上がった低学年の1人が「バナナダンス」とやらを紹介してくれる。共通言語を作るため指導者として「バナナダンス」を拾い上げ最後のニトロクロッシングのときの復活コールに指定
達成もして満足感もあるがちからを出し切れない感じを複雑な気持ちで終了したメンバーもいるだろう

コール(掛け声)は確かに高学年女子は恥ずかしさも先行する体験

高学年は低学年を注意すること、正しいこと、まじめなことを追い求めていた。
しかし低学年の楽しみたい気持ちを高学年が大人目線でつぶすことを指導者が見逃すのは罪だと思う。
指導者の怠慢だ。

確かにゴールを目指すことは大切。

しかし楽しもうとする気持ちは低学年から高学年になるときに何らかのちからで失われていく
そして自分がその気持ちを失っていることに気付かない
気付かせてあげられる大人も少ない

しかし嘆いているだけでは何も変わらない

2日目をどのようにまとめていくかを工夫していかねば!

過酷なチャレンジをするときまじめさや正しいこと、正論に縛られていてはモチベーションが保たない

特に低学年
それを楽しさや笑いで助けていく方法も必要なのではないか?

笑いは人を勇気づける

しかし結局グループ意識は最後まで芽生えず
バナナダンスを披露してくれた少年に「バナナダンス、正直嫌だった人って聞いてみたら?」ってすすめてみた

対立を起こすことという意味合いと彼に少し釘を刺す意味でも

すると半数くらいが手をあげ彼は相当ショックをうけていた

結局受け入れてもらえる環境ではなかった
彼らはそれを選択した
果たして兵庫県を縦断するときそれがどのように影響し変化していくのか楽しみではある

久しぶりにやりがいと張り合いのあるグループに巡り合いました

ありがとう