LINEニュースで今学校のプールで「腰まで浸かるアレ」が廃止になっている事を知る。
そこで気づく。
今、常識となっていること、
今、当たり前だと考えていること、
今、誰かに教わる知識さえ、
全て真実ではない可能性があるという事。
ならばこの知識を持ったまま小学生に戻った僕が腰まで浸かったアレの時間をどう過ごせばよかったのか?
先生に逆らって「腰まで浸かるアレ」に浸からず、「プールにろ過装置を付ければイイ」「シャワーを適切に浴びれば同等の効果がありますよ」などと訴えても、冷たい目で睨まれて、「サッサと腰まで疲れっ!」と怒鳴られるに違いない。
まるで地動説を唱えるガリレオになった気分だろう。
ならば真実を小学生たちにそのまま知識として伝えるよりも、その「腰まで浸かるアレ」の時間に如何に楽しく楽しむ方法を考えて行動する方が発明家になれるのだ。
みんなが頭に両手を乗せて腰まで浸かりながら「冷たい冷たい」と前に進まない、その地獄のゲートを、まるで温泉に浸かる猿のように目をつぶってリラックスする変わった少年は今考えると未来から来ていたのかもしれない。
そう。
今、自分の周りの「変わった人」は未来の知識を持ったまま、未来の常識の記憶をボンヤリ持ちながら当たり前のように行動したら現代人にはたまたま「変わった行動」になってしまっただけなのかも。
「変わった人」を「未来の人」と置き換えるだけで毎日が楽しくなりそうだ。