本日は、マイタケ採り。雨のために予定がスライドしてしまって、今日だ。帰宅後にも予定(水道工事)が入っているのだが、仕方がない。
ただ、2日間の雨は、キノコの成長にとってはプラスだろうし、キノコ採りのライバル達を山に寄せ付けないためにもプラスだったはずだ。
前回のK川よりも15分早く、午前4時丁度に集合出発。多分、山で行動するのにギリギリぐらいの明るさの頃に到着することになるだろう。それだけ二人(マタギとA氏)の気合いが入っているということね。
ところが、車止めに着いて驚いた。先行者がいたんですよ。
こうなると、疑心暗鬼が膨れあがってきます。
「もしかして、このお方、同じ木の舞茸を狙っているのかもしれない。」
それとなく聞いてみる。
「キノコ採りですか?」
「うん。そっちも舞茸か?」
「はい。採れるとよいですね。」
やっぱりね。
しかし、先着を許してしまったからには、潔く先を譲りましょう。ここは冷静に、少し距離を置いてついていく。
A氏の先を行く先行者
どうも同じ方面に向かうようだ。しかしですね、このお方、よほど余裕があるのだろうか。全然先を急ごうとしない。普通、舞茸のような高級キノコは、『親子ですら採り場を教えない』と言われるほど秘密にされることが多いのに。
そのうちに、
「先に行っていいよ。」
と、道を譲られてしまった。
「ありがとうございます。」
と答えて、遠慮無く本命の木に一直線に向かう。
本流を渡り、目的の木に辿り着くと、
おおおっ!
かなり、いい状態じゃないの!
虫食いもない『サカリ』の状態です
二人で場所を分けて採り始める。
そこへ、先ほどの先行者さんが追いついてきて、
「やっぱり、狙ってるのは同じ場所なんだな。」
と言いながら二人の間に座り込んで舞茸を採り始めた。
ちょっと!後から来てそれって、無礼じゃないの?
と思ったけれど、元々先行していた人なので、強くは言えない。
ドッカと腰を下ろして収穫物をまとめてる
結局3人で山分けすることになりました。
ま、いいか。
「次の木、行くベ。」
先行者が動き出す前に移動開始。
この周辺には、舞茸の出る木が何本かあるので、次の木を見たが、何も無し。もう1本を見ると、
出てる出てる
傘の広がり具合を見ると分かるように、まだ成長途中の『サワリ』の段階だ。もっと大きくなってから採るべきなのだが、ここは、誰もが訪れるキノコ銀座。次回まで採られずに残っている可能性は、低い。これもいただいて帰ることにした。
ようやく明るくなってきた帰り道
少しだけ木の葉の色が変わってきたのが分かった
舞茸以外のキノコ達も
顔を出し始めたようです
ああ~、面白かった!
振り返ってみると、これが今年初めてのキノコの収穫になります。めでたい!
それにしても、本日は、非常にラッキーな山遊びになりました。先行者がいたにも拘わらず、満足な収穫が出来たんだから(少々うさん臭いお方だったけど)。
A氏、山の神様、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。