今年初のマイタケ収穫。それこそ舞い踊りたくなるような喜びだ。
しかしですね、この日は、秋刀魚が届いて2日目にも当たるわけなんです。
初物の舞茸料理は、是非味わいたいのだけれど、秋刀魚の鮮度を生かした料理は、今日が限界だろう。
本日の夕食にどちらを選ぶかと問われたら、秋刀魚ですね。
何と言っても、新鮮な秋刀魚を味わう機会は、1年に一度しかないんだから。
また、刺身と塩焼きを楽しませてもらいましょう(旨かった!)。
マイタケについては、今日は下ごしらえだけ済ませておいて、明日以降戴くことにします。
最初の木から戴いた分と
2本目の木から戴いた分を、丁寧に掃除したら
1kgぐらいありました
これをビニール袋で包んで冷蔵庫で保管しました。
そして翌日なんだけど、今度は、午後から夜勤となります。
だったら、決まりですね。マイタケランチにしてしまいましょう。
作るのは、王道のマイタケご飯とマイタケ汁です。天ぷらとか炒め物とかも選択肢には入るんだけど、今回は、確認しておきたい調理方法があるので、そちらには手を伸ばしません。
マイタケというキノコ、マツタケのようなきつさはないけれども、一番に香りを楽しむキノコです。そのため、下ごしらえも、他のキノコと違って洗いません。香りを逃がしたくないからです。
昨日の下ごしらえでも、ブラシとナイフでほとんどの汚れを落としてあります。
ただ、これだと細かいゴミや、へばりついた汚れは完全にとれずに残ってしまいます。
ところが、前回の料理(冷凍保存品を使った)で分かったのですが、キノコを水に浸せば汚れが落ちるし、その水が極めて美味しい出汁汁に変身してしまうのです。
そこのところを試すのが、今回の調理の最大の目的になります。
まずは、ご飯の方から。
・鶏肉と油揚げを準備して、マイタケを水に暫くさらしておきます
※米研ぎの後の時間を利用
マイタケから出ただし汁をご飯に使います
・米4合に酒大さじ4、醤油50ml、顆粒出汁大さじ1は前回と同じ。だし汁で釜を満たします
ご飯を炊いている間に、すまし汁を準備します。
・汁用のマイタケからも出汁を取って
・だし汁600gに麺つゆ(2倍)30mlと塩少々
・豆腐半丁スタンバイ
・具材が浮くまで茹でたら出来上がり
ご飯も炊きあがりました
すごい香りです。
混ぜて、盛って
マイタケランチの出来上がり(お吸い物の青味にはミズコブをあしらいました)
やっぱり、いつもの舞茸料理より美味しいです。
「きつい」のではなく、「濃厚」なマイタケの香りが、口から鼻から押し寄せてきます。
なるほど、やっぱり!という感じ。
マイタケ出汁が間違いなく効いています。過去に味わったことのない、至高の舞茸料理と呼んでいいかもしれません。
これは、いい方法に出会えた。今後も大いに使っていきたいと思います。
ご馳走様でした!
このご飯をお弁当箱に詰めて、夜勤に行ってまいります!