山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

これは至高の舞茸料理?

2023年10月03日 | キノコ料理

 今年初のマイタケ収穫。それこそ舞い踊りたくなるような喜びだ。

 しかしですね、この日は、秋刀魚が届いて2日目にも当たるわけなんです。

 初物の舞茸料理は、是非味わいたいのだけれど、秋刀魚の鮮度を生かした料理は、今日が限界だろう。

 本日の夕食にどちらを選ぶかと問われたら、秋刀魚ですね。

 何と言っても、新鮮な秋刀魚を味わう機会は、1年に一度しかないんだから。

 また、刺身と塩焼きを楽しませてもらいましょう(旨かった!)。

 マイタケについては、今日は下ごしらえだけ済ませておいて、明日以降戴くことにします。

       最初の木から戴いた分と

       2本目の木から戴いた分を、丁寧に掃除したら

       1kgぐらいありました

 これをビニール袋で包んで冷蔵庫で保管しました。

 そして翌日なんだけど、今度は、午後から夜勤となります。

 だったら、決まりですね。マイタケランチにしてしまいましょう。

 作るのは、王道のマイタケご飯とマイタケ汁です。天ぷらとか炒め物とかも選択肢には入るんだけど、今回は、確認しておきたい調理方法があるので、そちらには手を伸ばしません。

 マイタケというキノコ、マツタケのようなきつさはないけれども、一番に香りを楽しむキノコです。そのため、下ごしらえも、他のキノコと違って洗いません。香りを逃がしたくないからです。

 昨日の下ごしらえでも、ブラシとナイフでほとんどの汚れを落としてあります。

 ただ、これだと細かいゴミや、へばりついた汚れは完全にとれずに残ってしまいます。

 ところが、前回の料理(冷凍保存品を使った)で分かったのですが、キノコを水に浸せば汚れが落ちるし、その水が極めて美味しい出汁汁に変身してしまうのです。

 そこのところを試すのが、今回の調理の最大の目的になります。

 まずは、ご飯の方から。

 ・鶏肉と油揚げを準備して、マイタケを水に暫くさらしておきます

 ※米研ぎの後の時間を利用

       マイタケから出ただし汁をご飯に使います

 ・米4合に酒大さじ4、醤油50ml、顆粒出汁大さじ1は前回と同じ。だし汁で釜を満たします

 ご飯を炊いている間に、すまし汁を準備します。

 ・汁用のマイタケからも出汁を取って

 ・だし汁600gに麺つゆ(2倍)30mlと塩少々

 ・豆腐半丁スタンバイ

 ・具材が浮くまで茹でたら出来上がり

       ご飯も炊きあがりました

 すごい香りです。

       混ぜて、盛って

   マイタケランチの出来上がり(お吸い物の青味にはミズコブをあしらいました)

 やっぱり、いつもの舞茸料理より美味しいです。

 「きつい」のではなく、「濃厚」なマイタケの香りが、口から鼻から押し寄せてきます。

 なるほど、やっぱり!という感じ。

 マイタケ出汁が間違いなく効いています。過去に味わったことのない、至高の舞茸料理と呼んでいいかもしれません。

 これは、いい方法に出会えた。今後も大いに使っていきたいと思います。

 ご馳走様でした!

 このご飯をお弁当箱に詰めて、夜勤に行ってまいります!