本当にたまたまのことなんです。
大晦日に年越しそばを茹でたときに、一玉だけ余らせてしまったんです。
どうしようかと思っているうちに10日も過ぎてしまった。
少々干からびてきたので、さすがに消費しないわけにはいかないでしょうと思ってスーパーをフラフラしていたら、見つけてしまったんです。
鴨ロース780円の所を、賞味期限切れ間近のために半額だって。
やったね。
普段なら絶対買わないんだけど、この値段なら『買い』です。
賞味期限切れ直前のカモと、同じく危うい蕎麦で、鴨南蛮を作ろうではありませんか。
早速始めます。
鴨南蛮と言ったら、焼きネギからですね。
・ネギ2/3本を斜め切りにして
・薄く油を敷いたフライパンで焦げ目がつくまで焼きます
・続いて、380円の鴨ロースの両面に焼き色を付けます
普通だと、同時進行で麺つゆを作るんだけど、今回は、年越しそばについてきた蕎麦屋さんのつゆが余ってる。それに、
追加でつけるめんもスープ付きなんだって
じゃあ、そのままブレンドして使ってみるか。
味見してみると、自分が普段作るものよりも、若干辛め。
ただ、さすがに鶏肉出汁が効いていて旨い。
余計な手出しはしないで、そのまま使いましょう。
炒めたネギと鴨ロースを加えると、とてもいい香り
今回は2種類の麺をブレンドするので、時差付きで茹でて帳尻を合わせます。
冷水で締めて、次に熱湯を潜らせたら
汁と具を盛り付けて出来上がり
まずは香りなんだけど、焼きネギの香ばしさは格別な爽やかさなんだわ。
食べては、トロっと甘くて、ネギとしては異次元の美味しさ。
そして、ここに組み合わされている鴨ロースが、もも肉でもない、親鳥肉でもない独特の味と歯切れで、これまた異次元の美味しさ。
そんでもって、ネギの香味が鴨ロースの脂っこさをいい具合に中和してくれるんですよ。
カモネギって言うけど、この組み合わせはベストマッチかもしれませんね。
先人達は、それを知っていたのかもしれないと、改めて納得。
家族一同大満足です。
いやあ、儲けた!
まさにカモがネギ背負ってきた感じです。
そしてですね、恥ずかしながら、大晦日からの残り物がやっと片付いたので、やっと肩の荷が下りたと申しますか、年を越した気分です。
これをもちまして、マタギの心もようやくハッピーニューイヤーです。
ああ~、よかった!
・・・ん?そう言えば、まだ残ってる物あったっけ(^^;
ま、この続きは近日中に。