むか~し昔、山形にホリデイマタギっていう爺様いだっけど。この爺様、すごい欲タガリで、海でも山でも、東にも西にも、何か獲れると思ったら出掛けていってガッポガッポと採っては食っていだっけど。
ある日のこと、マタギ言ったっけど。
「そろそろ海さ行って、タコ釣ってくるか。タコはどんな喰いかたしても旨いからなあ。」
マタギは、さっそく準備して海に行ってみたど。そうしたら、タコが出てきて言ったど。
「マタギ様、今回ばかりは命をお助け下さい。その代わりに、きれいな海の景色をお見せします。」
「んだが、わがた(そうか、わかった)。」
マタギも、いい景色ば見せてもらったもんだがら、珍しく釣りば止めて帰ることにしたっけど。
「そんでも、何も持たずに帰ったんでは家族に合わせる顔がねえな。」
そこで、マタギ、山菜探し始めたっけど。
そうしたら、川の土手に小さなフキノトウ、顔出してで言ったっけど。
「マタギ様、今回ばかりは命を助けて下さい。その代わりに、温かい日差しを差し上げます。」
「んだが、わがた。」
マタギも、温かい日差し浴びて気持ちよかったもんだから、珍しく山菜採りば止めて帰ることにしたっけど。 (この辺は半分フィクション)
「あ~あ。何にも持たずに帰るなんて俺らしくない。でも、タコもフキノトウも可愛そうだったからなあ。」
マタギ、家に帰ると、婆様に正直に話したっけど。そうしたら婆様、こう言ったっけど。
「あら、それは良いことをしなさった。ほんとは、爺様が何か持ち帰ったらどうしようかと思っていだっけのよ。」
「なんで?」
「あら、やっぱり忘れてる。」
「んん?」
「今日は爺様の誕生日だからご馳走準備してたのよ。」
「おう、そう言えばそうだった。」
(この辺はノンフィクション)
そうして、マタギ一家は、美味しい夕食を食べて幸せに過ごしましたとさ。 チャンチャン。
これはもしかしたら、命を助けられたタコとフキノトウからサプライズのプレゼントだったのかもしれませんね。
ある日のこと、マタギ言ったっけど。
「そろそろ海さ行って、タコ釣ってくるか。タコはどんな喰いかたしても旨いからなあ。」
マタギは、さっそく準備して海に行ってみたど。そうしたら、タコが出てきて言ったど。
「マタギ様、今回ばかりは命をお助け下さい。その代わりに、きれいな海の景色をお見せします。」
水平線上のビーナスベルト(?)
「んだが、わがた(そうか、わかった)。」
マタギも、いい景色ば見せてもらったもんだがら、珍しく釣りば止めて帰ることにしたっけど。
「そんでも、何も持たずに帰ったんでは家族に合わせる顔がねえな。」
そこで、マタギ、山菜探し始めたっけど。
そうしたら、川の土手に小さなフキノトウ、顔出してで言ったっけど。
「マタギ様、今回ばかりは命を助けて下さい。その代わりに、温かい日差しを差し上げます。」
やっと出始めたフキノトウ
「んだが、わがた。」
マタギも、温かい日差し浴びて気持ちよかったもんだから、珍しく山菜採りば止めて帰ることにしたっけど。 (この辺は半分フィクション)
「あ~あ。何にも持たずに帰るなんて俺らしくない。でも、タコもフキノトウも可愛そうだったからなあ。」
マタギ、家に帰ると、婆様に正直に話したっけど。そうしたら婆様、こう言ったっけど。
「あら、それは良いことをしなさった。ほんとは、爺様が何か持ち帰ったらどうしようかと思っていだっけのよ。」
「なんで?」
「あら、やっぱり忘れてる。」
「んん?」
「今日は爺様の誕生日だからご馳走準備してたのよ。」
「おう、そう言えばそうだった。」
(この辺はノンフィクション)
今宵はトンカツ定食(キノコ汁付き)だって
そうして、マタギ一家は、美味しい夕食を食べて幸せに過ごしましたとさ。 チャンチャン。
これはもしかしたら、命を助けられたタコとフキノトウからサプライズのプレゼントだったのかもしれませんね。
〜お誕生日おめでとうございます🎉〜
🎁🎁🌹
昨日お祝いされたのですね。✨🎵
いつも、素敵なブログを
ありがとうございます。
今回も、前回も前前回も楽しませていただいております。うみの恵みも、やまの恵みもまたマタギさまにお会いできるのを待ってますから、その時のお楽しみですね。
お優しいお人柄がわかります。
どうぞ、これからもお元気でまた素晴らしい一年に
してくださいね。✨✨🍀
コメントありがとうございます。
身に余るお言葉に、恐縮しきりであります。
本音では、収穫の喜びを分かち合いたかったんですけど、こうしてフォローしてもらえると、それはそれで良かったのかなという心境になります。
家族って、ありがたいものだと思います。