ずっと まってた ふきのとう しゅん
ずっとまってたんだよ
きょうがくるのを
もう
こうとをぬいでも
へいきだね
さあ
ひろがれ はるのいろ
ひろがれ はるのかおり
もう
かくれていなくても
へいきだね
さあ
あつまれ はるのひかり
あつまれ はるのなかまたち
ずっとまってたんだよ
きょうがくるのを
雪の解けた地面から顔を出し始めました
日差しを受けるほどに、黄色から黄緑色に変わっていきます
仲間たちもどんどん顔を出し始めます
いったい、どこに隠れていたんだ?と、不思議に思っていたのですが、よく観察すると、
あちこちで地面の色と同化して待っているんですね
それが、暖かさを感じると、
コートを脱いで顔を出し始めるんです
そして、しばらくすると、
すくすくと背を伸ばし始めます
おもしろい咲き方をする花ですね。聞いてみると、
「だってさ、今まで、ずっと縮こまっていたけど、この暖かさだよ。嬉しくて背伸びしたくなるよ。」
だそうです。
「分かる気がするね。」
「そうでしょ。」
とのこと。
フキノトウは、秋のうちにつぼみをつけて、ずっと春を待っていたんです。サクラなんかと同じです。それは嬉しいよね。
だから、その姿は、春の喜びにあふれているんですね。
それを摘んで食べるマタギは、フキノトウの天敵みたいだけど、最後まで美味しく食べるから、許しておくれ。
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