本日は夜勤なので、お昼を作る余裕がある。で、気になっているのが、先日採ってきたアサツキの残り。あと僅かなのだが、新聞紙にくるんで冷蔵庫に保管してある。これを使って美味しい料理ができれば言うことなしだよね。
妻に聞くと、うどんが3玉あるとのこと。じゃあ、うどんにアサツキを散らして戴きましょうか。でもね、ただのかけうどんじゃつまらない。ちょっと工夫を加えて、みんなが喜ぶランチに仕上げようではありませんか。
作るのは、≪かき玉親子うどんアサツキ風味≫
命名は、食べ終わってからつけたものです。かなり美味しかったので、記録を残しておきます。
下ごしらえ・調理の部
まず、鶏チャーシューを作ってしまいます。
・半解凍の鶏もも肉を、一人3枚ずつ計9枚分薄切りにします
※半解凍の方が切り分けやすいと思います
・出汁醤油300mlと水300mlで茹でます
※沸騰するとアクが出るので一通り掬ったら消火。落ち着いたらチャーシュー完成
・チャーシューは、鍋から外しておきます
・ここに水600mlを加えると、鶏肉出汁の効いた麺つゆができます
これだけでも十分美味しいと思うんだけど、今回は、もうワンランク欲張ります。
・アサツキを小口切りにして
・水溶き片栗粉(大匙2対2)と、卵2個を準備しました
・先ほどできた麺つゆに水溶き片栗粉を加えて沸騰させるとトロ味が出てきます
・ほぐした卵を濾してから、沸騰した麺つゆに、少しずつ流し入れては、かき混ぜます
・トロットロのかき玉汁が出来上がります
※最後に、うどんにかけるんですけど、その時には沸騰していること
※冷めるととろみが弱まります
・うどんを指定の時間茹でたら、どんぶりに盛って、かき玉汁とチャーシューをかけて
・仕上げにアサツキをお好きなだけかけましょう
「ええ?ふかひれスープ?じゃないよね。・・・ああ、親子うどんか。」
おおっ、ナイスなネーミング。確かに親子うどんだ。かき玉うどんに鶏チャーシューを組み合わせたんだから、これは、かき玉親子うどんということになるね。
・・・でも、実は、一番使いたかったのがアサツキなんです。とは言っても、まっさらな気持ちで食べてみると、これは『かき玉うどん』であるし、『親子うどん』でもある。残念ながら、これを食べて『山菜うどん』と言う人はいないだろうなあ。まあ、仕方がないか。
でもね、間違いなくアサツキの風味は、薬味という形で生かされているんですよ。したがって、この料理は、『山菜料理』なんです。せめて、マタギの心の中だけでも。他人からは、美味しいうどんの一つと言われるでしょうけどね。
せめて、マタギだけでも感謝しましょう、山の幸に。何てったって、アサツキがなければ始まらなかった料理なんだから。
山の神様、ご馳走様でした。
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