山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

こころが温まった日

2025年02月10日 | 日記

 週末に、二日がかりで手術と入院前後の見通しなどについて説明を受けた。

 で、手術の説明を受けるんだけど、これが精神衛生上よろしくない

 先ずは、目的と方法を説明するんだけど、そこは全然かまわないんだよ。

 ところが、その次に、必ずリスクの説明を始めるわけ。

 そんなリスクがあることぐらい十分わかってるつもり。

 後は、お医者様方が頑張ってくれるだけでいいんです。

 でも、事細かく説明する義務があるみたいなんですね。

 で、説明が終わった後に、『理解できました』と『同意します』のサインを書きます。

 先生方も仕事だし、もちろん悪気なんてないから一生懸命説明してくれるんだけど、聞いている身としては、気持ちが沈んできそうになる。

「・・・いざとなったら再手術になります。まあ、こういうケースは、うちの病院では見たことがないし、全国でも5%もないんですけどね。」

 だったら、そんなに熱心に説明しないでよ、と言いたくなるんだけど、仕事だからね。 

 さて、先週の各種検査と、この説明で引導を渡された感じ。

 マタギとしては、次の行動に移るべきでしょう。

 勤務先には、既に連絡を入れてあるから、うまく後任が見つかれば、3月からは正常な運営ができるようになるはずであある。

 次は、日常的な連絡だ。

 マタギのブログを読んでいる従兄弟のSちゃんは、早くに連絡をくれたので、今後の連絡手段について伝えることができた。

 それ以外の親戚にも、今のうちに伝えておかなければならない。

 片っ端から電話を入れて、状況と今後の連絡手段について話をしていく。

 殆どの皆さんにとっては、青天の霹靂で、「わかりました。」とか「お大事に。」などと言うしかなかったみたいな感じ。

 逆の立場だったらそうならざるを得ないよね。

 でも、従兄弟のK兄ちゃんは、違う反応を返してくれた。

「・・・それで、連絡は、今使っているスマホの『メッセージ』か、中身が長いようなら家電で妻に伝えてもらうことになると思う。それから、冠婚葬祭みたいに一堂に集まるような場には、直接訪ねなくても、別な形で気持ちを伝えようと思うんだ。」

 K兄ちゃんの家族は、唯一上の世代、102歳の叔母が健在なので、ちょっと心に留めておいてもらいたくて話してみた。すると、

「それは違うんじゃないか。喋れるしゃべれないなんて関係ないと思う。小さい時からずっと思い出を重ねてきた者同士だから、顔を合わせることが大事なんだよ。それだけでいいんだよ。そんなことで遠慮してはいけないと俺は思う。」

 なんと嬉しい言葉。泣けてきそうになった。

 K兄ちゃんもちょっとした手術を控えているようなので、お互いの健康を祈って通話を終えた。

 

 前向きに、前向きにと考えるように努めてきたつもりだったけど、いつの間にか後ろ向きな心が芽生えつつあったことに気付かされた。

 改めて、前向きに生きていこうという気持ちが強くなったと思います。

 K兄ちゃん、ありがとう!

       今のマタギの心



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