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この夏も、暑さにふさわしい料理をたくさん作って、ご馳走になってきました。
暑い期間が長いだけに、本当に色々作ってきました。それぞれに美味しく戴いてきました。ですが、どうしても、『これを食べにゃあ夏が終わらん』という食材があるんですよ。
それが、トビタケです。
年に1回は登場しているんですが、相変わらずマイナーなキノコなので軽く紹介しておきますね。
このキノコの発生は、主に真夏。『日照りトビタケ』という言葉があるくらい暑さを好むキノコです。
ブナの巨木または、その倒木から発生します。
生えているときは白っぽいキノコです(これは、ちょうど1年前のもの)
ものに触れると、黒っぽく変色します。この変化が不気味に思えて敬遠される方もいるやに聞きます。でも、味にはなんら影響がないので、知っている人は気に留めません。とにかく美味しいんですよ。今年は空振りに終わってしまったけれど、やっぱりこれを食べなけりゃ夏は終わらない。
そんでですね、先日のお話通り、悲しいことに、本年度の収穫は『無』。
しかしですな、冷凍庫を捜査すると出てきましたよ。
去年の収穫物の一部を冷凍していました
これを使ってトビタケ料理を楽しもうではありませんか。
今回作ることにしたのは、トビタケとナスの炒め煮。美味しいだけでなく、日持ちするから、長い期間楽しめる料理です。早速行ってみます。
下ごしらえ・調理の部
・一袋分を解凍しました(約500g)
※この時点ではそれほど黒くないです
・軽く洗います(洗いすぎると味も抜ける)
・食べやすい大きさにちぎります
※今回のものは、柔らかかったので繊維に沿って切るだけで済みました
※成長して固くなってきたら、繊維に逆らって切り分けます
・大振りのナス3個を乱切りにして
・ごま油大さじ1強を敷いたフライパンで軽く炒めたら
・トビタケも合流。炒めます
・調味料は、酒みりん50ml、砂糖15mlに和風出汁適量。醤油は後から大匙2強
・そんなに水分が多いわけではないので、始めは蓋をして5分ほど蒸し煮にしました
・蓋を外して、じっくりと混ぜながら煮詰めていきます
※ナスの色が変わってきます
台所中が、香ばしい香りに包まれます。これよ、この香りなのよ!
・水分があらかた飛んだら火を消して、器に盛り付けてできあがり
外出から帰ってきた妻が、香りを嗅いだだけで気づいたみたいで、心が浮き立っているのが伝わってきます。大はしゃぎしておりました。
早速、お昼のおかずに、
お蕎麦との相性もいいです
夕食では、ご飯のお供として戴きました。
この独特の味と香りがたまらないんだよね。一言で言うと、『香ばしい』。
妻も同じ気持ちらしく、喜んで味わっているのが分かります。
ああ、これで本望だ。
これで、悔いを残すことなく、夏に食べておきたかった料理を戴くことが出来た。心置きなく夏とおさらばできるぜ。
ありがとう、山の神様。そして、1年間、美味しさを保ってくれた冷凍庫様。
感謝感謝であります。
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