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山菜だけでなく、野菜も夏物にリニューアルしてきた。
トマトに、トウモロコシに、キュウリに、シソに・・・。それに合わせて、メニューも変わってきてます。そんな中でも、ナスが出てくると、どうしても食べたくなる料理があるんですよ。その名も、
≪トビタケとナスの炒め煮≫
これは、山形県民(特に内陸かな?)にとって欠かすことに出来ない夏場の郷土料理。
下手な理屈抜き。美味しくて恋しくてたまらない料理なのだ。
ただですね、昨年度の山形は、稀にみる異常気象で、トビタケは悲しいほどの不作となったんです。
「今年は、採れるといいねえ。」
現在、トビタケグルイ仲間の一致した意見が、飛び交っております。
で、我が家にもナスがやって来た。これを見ただけで、マタギはよだれが出てくる。
「保存したトビタケって残っていなかったかな?」
探してみると、ちゃんとあるじゃないの。
デーンと瓶詰め
いつ保存したものか記録が残っていないけど、蓋を見ると、真空状態が保たれていることが分かるので、使うことにしましょう。さっそく始めます。
下ごしらえ・調理の部
・ナス3個を半月のような乱切りにして水にさらしました
久しぶりなのでおっかなびっくり
・瓶を開封して半量(400gぐらいかな)を食べやすい大きさに切ります
これで準備OK
・中華鍋にサラダ油とゴマ油各大さじ1を入れて加熱
・ナスを入れて油と火を通します
※なんとなく油が回ったらよし
・トビタケも投入
・酒とみりん各大さじ3に砂糖大さじ1と顆粒出汁を加えて、混ぜたら蓋をして待機
・ナスがしんなりしてきたら、醤油(多分大さじ2強)を加えて煮詰めます
・水分があらかた飛んだら、焦げ付く前にコンロから離して出来上がり
はああ、久しぶりだぜ
買い物から帰ってきた妻がにおいを嗅ぎつけて、
「何を作ったの!」
とうろたえている。ホントに久しぶりだからね。
食べてみると、独特の味と香りと歯ごたえが口の中に広がる。
嬉しい味だねえ。
現在、マタギ家では備蓄を切り崩しながら日々を乗り切っているんですけど、出来ることなら、また、食べきれないような大株に出逢いたいものだねえ。
ああ、遙かな山々の風景がよみがえってくる。
ああ、トビタケよ!
山の神様、この夏は、よろしくお願いいたしますね。
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