賞味期限は、常に消費者の背中をつついてくる。なければありがたいのだが、そんなことがあるはずはない。
ただ、人も知恵があるから、賞味(費?)期限を引き延ばす技をたくさん編み出してきた。おかげで、このお正月も、美味しい料理を楽しむことができた。ありがたいことだと思う。
しかしですね、今回の生クリームだって、その前のワサビだって、長芋だって限界が来る前に食べなければ食材に対して失礼というものだ。それが、こうして生き物たちを収穫して食しながら命をつないできた人間の義務のように思う(失敗はあるんだけど、気持ちだけでもね)。
さて、そんでワサビを消費するためにスーパーを梯子した時の話だ。どちらのスーパーも、鮮魚コーナーで花形の食材は同じだった。
その名も、寒ダラ!
「ヤバい。」
うちにもある。しかも、去年のやつ。冷凍庫に眠っているはずだ。物語は、ここから始まったのでした。
去年の2月に、石巻から届き、たっぷりと堪能させてもらった。だが、『真子(マダラのタラコ)』だけが、あまりにも多かったので冷凍保存してあったのだ。
『真子』がいっぱい
これを計画的に消費しようと思って使ってきたつもりだったのだが、はや、一年になるのね。
これは、調理すべきでしょう。
何てったって、また寒ダラ料理食べたいもの。買ってきたら食材がダブってしまうではないか。それに、いくら下処理をしてあるとは言っても、冷凍保存。そんなに長くもつはずがない。
どう活用するか考えてみたんだけど、常備菜としては、現在フキの炒め煮があって、そこに赤コゴミが加わるべく準備中。これ以上増えても仕方がない。別の料理にして一気に戴くとすると・・・。
≪たらこパスタ≫
これでいってみましょう!
・冷凍して小分けにしておいたタラコ(250g)を自然解凍させました
・牛乳100mlとタラコに醤油大匙2をボールに入れて混ぜます
※レシピには、牛乳と同量の生クリームと書いてあるんですけど、使い切ってしまったので、牛乳とバターを増やすことにしました
・バターを70g程入れて
元のレシピ(『栄養士のレシピ』さん)は、「パスタの熱で溶けます」と書いているんだけど、心配なので、加熱しました。
こんな感じ
・パスタを表示時間通りに茹でて、お湯を切ったら合流
・刻み海苔をかけてみました
家族からは、非常に好評でした。
マタギは、調子に乗ってイカの塩辛(写真右上)を和えてみたんだけど、不要でしたね。個性が強すぎる。もし使うんなら、タラコなしの時でしょう。
タラコは、年寄りにとっては、そんなに大量に食べるべき食材ではないと思うんだけど、たまにはこういう料理もいいもんだ。
まだ残っているんだけど、もう少し期間を開けて使用すれば、次で使い切れるんじゃないかな。
ご馳走様でした!
・・・あと、賞味期限の迫ってきてる食材は、ないでしょうね。
ちょっと怖くて、冷蔵庫の奥を覗けなくなっているマタギなのでした。
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