今回の『石巻からの挑戦状』、またまた、いい修行になっていると思う。おかげさまで、マタギだけでなく、妻の腕も確実に上がってきている感じ。届いた発泡スチロール箱も、一品を残すだけになった。その一品とは、
ドンコちゃんです
このお魚、本名をエゾアイナメと言います。アイナメという名が付いてますけど、分類状は、タラに近いらしいです。確かに、この外観は、いかにもタラのご親戚という感じです。久しぶりですよ。今回送られてきたものは、体長30センチ前後ぐらいありました。さて、どう調理する?
ポクポクポクポク チ~ン
≪ドンコフライ≫
タラと比べたら、ずっと小ぶりなんだけど、どう見てもタラと似てるんだから、タラで美味しかった料理で美味しく戴けるんじゃないかと考えた。早速いってみます。
下ごしらえ・調理の部
・頭を落としてワタを抜くんだけど、ここでビックリ。キモ(肝臓)がすごく大きい。もう、初夏だというのに、寒ダラみたいな感じ。これは、捨てるわけにはいきません。別な料理に活かしましょう。
・三枚におろしたら、身を食べやすい大きさに切り分けます
こんな感じになりました
・軽く塩コショウして、滲んできた水分を拭き取ったらバッター液 ⇒ パン粉 と塗します
いつでもOKです
タルタルソースを作っておきます
・タマネギのみじん切り1/4を600w1分。冷めたらマヨネーズ大さじ4と酢大さじ1に塩コショウ砂糖適量とゆで卵1個で作りました
・油温160度でフワッと揚げました
出来上がりました
本日の食卓です
ドンコのフライは、タラフライよりも柔らかくて、ホクホク感も高いと感じました。やってみて良かった。さて、写真左側の汁物なんだけど拡大すると、
こうなります
分かるかな?ドンコのキモをメインにした汁です。これが、まったりと濃厚で美味しいんだわ。もしかしたら、ドンコの中で一番美味しいのが、ここじゃないかと思うほどの旨さです。
それにしても、この時期になっても、なんでこんなにいいキモが戴けるのかと考えたんだけど、もしかしたら、三陸沖に停滞している冷水渦の影響かもしれないですね。
叔母さんが言うには、「まだ、カツオが届かないのよ。今年は遅いわ。」とのこと。
冷たい水の塊が、冷たい海の魚を元気にさせて、暖かい海の魚の北上を阻んでいるのかもしれません。そんな中で、こんなに美味しい魚たちを送ってくれた叔母さん達には、感謝しかありません。
ご馳走様でした。そして、ドンコちゃんにも、ありがとうございました。
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