最低気温が10℃を下回る日が増えてきた。この低温に触発されて、晩秋のキノコも顔を出し始めるはず。秋刀魚君とマロンちゃんの料理に四苦八苦しているこの頃なのだが、同じ季節の贈り物、キノコだって大事にしなくてはね。
今回の同行者は、A氏とM氏。早くに日程が決まっていたのだが、突然A氏の都合がつかなくなり、M氏と2人での山業となった。目的地は、K川である。前回、『センボンイチメガサ』をいただいてきたコースを辿ってみる。「未明まで雨」という予報が少々心配なのだが、遭難レベルにまで荒れることはないはずだ。
集合時刻、家の向かいで待っていたM氏に聞いてみる。
「カッパある?」
「んんん?いるがあ(使うか)?」
「いる。絶対濡れっから。」
「んだが。」
というやりとりを経て準備、そして出発。目的地点には、例によって日の出時刻に着いた。
しっかりと身支度を整えて山菜道に潜り込む。
雨に濡れた森
20分ほど歩くと、ブナの倒木が目立ち始めるのだが、キノコの気配は薄い。身体の方は、予定通りずぶ濡れ。30分ほど歩いた頃、ようやく出逢えました。
伸びはじめたナラタケ
僅かな数なんだけど、出逢えると、期待がグンと大きくなる。本命の木へ。
この木は、遠くからも見える『キノコ銀座1丁目1番地』と言って良い倒木だ。前回は、何も見えなかったけれど、今回は、何かが出ていますね。
ブナハリタケの幼菌
おおっ、ついに出始めましたね。大きめの株だけ戴くことにする。
足元に気を配りながらポジションを決めて採る(結構急です)
OK。進みましょう。沢なりに奥に進む。
残念ながら手遅れ
この辺は
美味しくいただけますね
M氏に任せる。
ツブも出ています
こちらは、2~3日後かな?
おやおや?
ツブナメコです
早くも出てきましたか。微妙な大きさなんだけど、持ち帰りましょう。
途中、暴風と雨に襲われて、ちょっと怖かったんだけど、
森はビクともしません
そろそろいいかな。初物のブナハリタケとナメコにも出逢えたから、よしとしましょう。
ワサビを少々戴いて山菜道を引き返す。
真っ赤な落ち葉
ブナの森も、少し色づき始めていました。
いよいよ、キノコの本番が来そうですよ。次回は、多分、『キノコ山』の方になると思うけど、山の神様、どうかよろしくお願いいたします。
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