山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

駅伝を観ながらオリンピックを思う

2021年01月03日 | 日記
 お正月に生活が乱れる原因。
 その1、大晦日以来の昼夜逆転。
 その2、同じく豪華食卓による食べ過ぎ飲み過ぎ。
 その3が、マタギにとっては元旦から3日まで続く駅伝中継なのだ。

 1月1日、ニューイヤー駅伝。

面白かった(我が山形代表も頑張った!)


 2日3日、箱根駅伝。

まだ終わっていないのでワクワク

 三が日の日中は、ほとんどこれで終わってしまう感じ。観戦を止めれば良いのにと言われそうだが、この魅力から抜け出すのは難しいんだよなあ。
 見所は沢山あるんだけど、その一つが区間賞。各区間、誰が一番速く走り切るのか、区間記録の更新はなるのか。これだけに注目していてもかなり楽しめますね。
 ただ、3年前から大会を席巻しだした厚底シューズによる区間新ラッシュは一段落(かな?)。今年は、チームごとの駆け引きというか、戦力配分に楽しみの中心を移します。
 それはそれとして、この厚底シューズ使用が制限されたトラック競技でも、昨年は記録ラッシュとなった。男子にも女子にも、信じられない数の日本新記録が誕生した。
 この快挙をどう解釈する?ここで、突然、漫画の世界にヒントを見いだしてしまうマタギ。これです。


 
このところ、よく登場する漫画

 この話の中で、主人公達が成長していく過程に登場する概念の一つが、『痣』。これが発生した剣士は、これまでの能力を大きく超えた力を発揮します。自身の極限まで心が奮い立ち、心拍数と体温とが上昇した状態に至ると発現するようです。
 こんな説明が書いてありました。
 『痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる』
そうして、漫画の登場人物達は、次々と痣の者になってゆく。(これってネタバレ?)
 これだよこれ。今、日本の陸上競技の世界では、この現象が発生しているのだ。
 一人が日本新記録を出すと、それと競う相手が、まるで二人三脚(三人四脚も)でもしているかのように、これまでの日本人が誰も到達できなかった高みに辿り着いてしまう。
 男子短距離の100m走もそうだよね。桐生選手が10秒の壁を破ると、次々に壁を破る者が現れ始めた。
 ひと言で言うと、切磋琢磨。ただし、競う相手がいるだけじゃない。めざす目標が高いからこんな現象が起きているんだよね。
 多分、これらのモチベーションの根底にあるのがオリンピック。
 競い合い、高め合い、お互いを磨いていってほしい。そして、この高まった力を大舞台で発揮してもらいたい。
 ・・・オリンピック、できるといいなあ。
 そんなことを思いながら飲んで食って、運動不足解消のための雪かきをする新年のマタギです。