プロフィール写真によっては、女性と間違えられてるような気もするが、感覚的には女性の部分もあるので、まあええかとも思ってしまう中高年のおっさんである。以上、自己紹介。
「俺はね、夜はミルクティーだ、って時々思うんだよ
月に照らされた雲がミルクのように立ち上り
カップの底じゃ、茶葉のクズがざわざわ揺れて
溶けきれなかった夢が結晶化して転がっている
そこを装甲車でガシガシ踏み潰して行くんだな
運転手さん、俺の話聞いてる?」
「いや、それどころじゃないっす
窓が無いんで赤外線センサーだけで走ってるんで
どこを走ってるのかわかりゃしないんですよ」
「いや、大丈夫だよ、運転手さんが行きたい処に
必ず向かってるよ」
「で、お客さん、行先はどこなんですか」
「俺が行きたいのは、世界の終りだ
そこでは、台風の後のような青空が広がっていて
この世界も少しは美しいと思えるはずなんだ
そこで、俺はこのアゴの干物を
世界に向かって投げつけるのさ」
「そうすると、世界はどうなるんですか」
「世界は何も変わらない
でも、ひょっとしたらアゴのアゴがぶつかって
そこに奇跡のように新しい扉が開くかもしれない
俺はその扉に向かってトビウオのように飛翔するのさ」
「そんな訳のわからない事言って
ちゃんと料金は払ってくれるんですよね」
「金など持っていないよ
アゴの干物10本でいいだろ
こんなに月がきれいな夜なんだから」
月に照らされた雲がミルクのように立ち上り
カップの底じゃ、茶葉のクズがざわざわ揺れて
溶けきれなかった夢が結晶化して転がっている
そこを装甲車でガシガシ踏み潰して行くんだな
運転手さん、俺の話聞いてる?」
「いや、それどころじゃないっす
窓が無いんで赤外線センサーだけで走ってるんで
どこを走ってるのかわかりゃしないんですよ」
「いや、大丈夫だよ、運転手さんが行きたい処に
必ず向かってるよ」
「で、お客さん、行先はどこなんですか」
「俺が行きたいのは、世界の終りだ
そこでは、台風の後のような青空が広がっていて
この世界も少しは美しいと思えるはずなんだ
そこで、俺はこのアゴの干物を
世界に向かって投げつけるのさ」
「そうすると、世界はどうなるんですか」
「世界は何も変わらない
でも、ひょっとしたらアゴのアゴがぶつかって
そこに奇跡のように新しい扉が開くかもしれない
俺はその扉に向かってトビウオのように飛翔するのさ」
「そんな訳のわからない事言って
ちゃんと料金は払ってくれるんですよね」
「金など持っていないよ
アゴの干物10本でいいだろ
こんなに月がきれいな夜なんだから」