新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

もう一つの電車風景

2007年12月08日 08時06分13秒 | 日記・エッセイ・コラム

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井の頭公園の紅葉  2007.12.1

 12月1日に撮った井の頭公園の紅葉です。

 日の光がまともだったので、輝き過ぎです。カメラマンの腕前に疑問を感じます。ゴメン!

 電車の中は、さながら街頭の縮図。社会の縮図とも言える。

 車内で騒がしい種族がいる。

 まずは男子高校生と女子高校生。

 彼や彼女だけだったらそれほどでもないが、近傍に異性の高校生がいると、ヒートアップする。でもこれは仕方がない。自然な行為だ。

 次は、アルコールが入っている3~4人の中年サラリーマンだ。

 上司の批判やら同僚に対する侮蔑的評論が多い。酔っているから大声になる。

 さきほどの高校生とは異なり、大人なのでみっともない。

 サラリーマンのストレス解消法に、「酒を呑んで上司の悪口を言う」というのがある。

 酒場でやってきたのに、まだ不足だったので、車内延長戦に持ち込んだケースだ。

 私もやっていたに違いない。周囲の乗客には迷惑を掛けたと思う。いまさら詫びても遅い。

 3番目は40代以下くらいの女性グループで、仕事の研修会かナントカ会の帰り。

 あちこちに話は飛ぶが、行き着くところはファッション談義にはいる。

 とにかく仲間を褒めちぎる。「あなたのその花柄がかわいいわねえ」とか、「スカートがスッキリしてるわね」、といった按配だ。本当はもっと具体的なのだが、私には知識がないので、再現できない。

 どこで買ったのかという点も云々される。もちろん価格は重要な課題だ。

 恐ろしいのは、前回の会合でどんな洋服を着ていたかが、立派な話題となることだ。よくよく見ているらしい。

 早く降りようものなら、すぐに批判の的にされる。欠席裁判めいてくる。

 50代~60代の女性も、負けず劣らず騒々しい。

 席が空いていようものなら、まず誰かを座らせるための騒動が起きる。自分は座ろうとしない。

 先日、6人が乗ってきた。席が2つ空いていた。

「○○さん、どうぞ」、と、これはスンナリ決まった。○○さんは杖を使用していた。

 もう一つがなかなか決まらない。

「▲▲さん、どうぞ!」

「いいえ、私は大丈夫よ!」

「××さんだわねっ」

「なぜ?▲▲さんが座らないのに、私が座れないわ!」

 とにかく延々とやっていて、騒がしい。

 彼女たちの「着席順位基準」があるらしい。前回とか前々回の貸し借りもあるかも知れない。

 かく言う私はどうだろうか。

 この頃は一人で乗るか、またはカミサンと二人連れだ。もはや人陰でヒッソリとしていて、弱々しい存在だ。声も出せないでいる。

 それはそれで情けない。この頃遠慮っぽくなった弱い自分を感じて、少し淋しい気分だ。

 それにしても、このようなブログを書いてはいけないなあ。

 もっと男性の悪い例を挙げるべきだった!

 キット袋叩きに遭うね。

   

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コメント (4)
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