公園のハナミズキは、すっかり葉を落とした。
落ち損ねた葉っぱの4枚が、やっと枝にしがみついているようだ。
しかし、雲の多い寒空に向かって、枝をイッパイに張っている。
葉もなく花もない今こそ、自分の存在を誇示しているように見える。
だが、よくよく見れば、枯れたように見えた枝ごとに、小さい花芽がついている。
上の写真は、落ちるべき葉を支えながら、春の準備をしている様子。
これから冬本番を迎える。
とは言え、北の國とは違い、この辺りの冬はたかが知れていると言われそうだ。
しかし、寒風は吹くだろうし雪もあるかも知れない。
春までの3ヶ月余、寒さに耐える一方で、一時の懈怠もせず、新しい息吹を進めている。
自然は大きいし、強い。