「遡れるとしたら、いつ頃がいいか?」
対談だったかエッセーだったか忘れたが、そんな話題を読んだことがある。
「あなたなら、どの頃に遡りたいか?」
もちろん、戦国時代や江戸時代までを対象としていない。私が生きてきた過去の内、どこまで遡りたいかという設問だった。
これはもう考えるまでもない。独立している子供たちが、まだ幼かった時代を第一志望としたい。なんとしても、その頃に戻りたい!
その中から選ぶとすれば、子供たちの就学前がいいなあ。
とすれば、昭和43年~45年。長女が4~6歳で、長男が1~3歳。
うーん、まずかった。あの頃の私は、とんでもない大病をしたんだっけ。周囲の人たちに支えられ、2~3ヶ月の療養で職場復帰を果たすことができた。その頃なのだ。
あの頃私を支えてくれた仲間や後輩も、幾人かは鬼籍に入ってしまった。
カミさんにとっては大変な時代だった。病身の私を抱えながらの子育て。彼女にしてみれば、遡りたくない時代のトップかもしれないな。
しかし、さらによく考えてみれば、カミさんに対する罪滅ぼしのためにも、もう一度生き直せたらいいなあ。今度こそ、健康を第一に考え、もう病気をしない。いい夫、いい父親になれそうに思う。いや、絶対にそうなって見せる!
そんな風に考えれば、その時代に遡ることに、大きな意味がありそうだ。
かざぐるま子らの幼なのすがたかな 鵯 一平
もう一つの希望が許されるならば、両親と弟妹たちとの時代がいい。
両親もまだ若かった。私は高校生。次弟は中学生。妹と末弟が小学生の時代だ。
次の機会に、ぜひこの時代を思い返してみたい。
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