猪、鹿、猿などの野生動物が、人間界に出没している。
先日はテレビで、海を泳いでいる猪の様子を見た。
一生懸命に泳いでいた。余裕がありそう。命がけの雰囲気はなかった。
とは言っても、餌を求めての行動だったのだろう。命がけだったのかもしれない。
かねてから、人間と野生の住み分けが話題になっていた。
野生動物の餌が不足し、やむを得ず、人間の住むエリアにまで入り込んで来たのだという説がある。
おおかたそんなところに違いない。
その原因としては、温暖化の影響やら開発の進展など、識者の説は喧しい。
昔から共存していた鴉も、さまざまな問題をふりまいている。
早朝からの悪声。ゴミ荒らし。
地域によって、棲むところは人間と重なっている。
そんな鴉だが、私はどうしても憎めない。ゴミ荒らしや糞害は困るが、悪声は気にならない。
散歩の途中で見かけたりすると、カメラがあればパチリ。
石を投げたり、急に走り寄れば、サッと逃げる。
しかしゆるりと寄るぶんには慌てて逃げない。2~3歩寄れば、応分に数歩離れるというアンバイだ。
二歩寄れば五歩離れけり寒鴉 ひよどり