牡丹の極まる色を待ちきれず ひよどり 一平
(ぼうたんのきわまるいろをまちきれず)
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私が好む牡丹園は、広い公園の片隅にあって、十数株もあろうか。
以前はもう少し広かったのだが、移転と同時に株数が減らされてしまった。
特別に好きと言うほどの花ではないが、写真や俳句を好む者として、それなりの敬意と関心を持っている花であることは間違いない。
しかし、さほど勤勉でない性癖が災いして、今まで、花の盛りを撮ったことは稀なのだ。桜の花を追いかけ過ぎることも一因かもしれない。
ところが今年は、新型コロナウイルス騒ぎや自分の健康問題もあって、桜を追いかけることもおろそかになっていた。
そんな折、偶然に牡丹の開花にぶち当たった。この一株だけが花を咲かせていた。
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コロナ騒ぎが治まる雰囲気はない。
やはり、日本人は、武漢発の新型コロナウイルスを甘く見ていたらしい。
その上、政治の不決断があった。マスクの供給、製造を一つとってみても、中国に強く依存していた日本は、今になって、いくら総理大臣が力んで見せても、マスクが店頭に並ぶ気配はない。
日本は新型コレラウイルスとの戦争において、極めて劣勢に立たされている。初戦から劣勢だ。しかも政治家が今もって弱腰過ぎる。
これは戦争なのだ。負けるわけには行かない。政治家の強い決断を期待したい。
政治決断が示されれば、国民はついて行く。