安倍改造内閣が再出発する運びとなった。
夕方、新閣僚が首相官邸に呼び込まれた。その後、与謝野新官房長官から閣僚名簿の発表があり、引き続いて閣僚の記者会見が行われた。
人心一新の名の元におこなわれた組閣だったが、果たして一新されたかどうか。
記者会見の席では、いつものことだが、話題になっている件についての質問があった。某大新聞が出る閣僚ごとに、「政治とカネ」の質問をしていた。情けない風景だった。
「政治資金報告書を、8月中に修正しましたか」、「何か問題があったら、どのように対処しますか」などなどの質問。
「修正しておりません」、「疑念を持たれたら、説明責任を果たします」
各閣僚は、そのように答えていた。
私には、質問者の意図が分からない。回答は決まり切っているのだ。にもかかわらず、あえて質問しているのは、後々のための言質をとっているつもりだろうか。まったくアホらしいヤリトリだ。
時には、時宜を得た質問を投げかけ、真摯に回答している場面もあった。
その回答がどうだったかは別として、質問者の問題意識と新大臣の意識とが噛み合っていて、なぜかホッとする。
どうせセレモニーなのだが、各大臣の問題意識をただす一つの機会なのだから、低次元の応酬では困るのだ。某新聞の取材姿勢ないしは政治に対する問題意識に、情けない思いを抱いた。
もっともこれは、いつものことです。
どうせ駆け出しの若い記者なのだろうが、勉強をしたうえで、見識を持って質問をしてほしい。
「靖国神社にはお詣りしますか」と聞いていた時代もあったが、本当におかしな新聞社だ。
なんとかならないのかねえ。
明日から、新しい陣容で政治が行われる.。
このおかしな日本をなんとかならないものか。
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