学習公開

2009-06-11 05:05:11 | Daily Life
水曜日の休みと小学校の『学習公開』が重なった。
久しぶりに子どもたちの授業風景を見る。

最近は授業参観とは言わず、学習公開と言う。
同じように、高学年・低学年と言わずに上学年・下学年と言う。
言葉の問題ではあるが、『授業の様子を見ていただく』ようなイメージではなくて、『普段の授業を見てください』であり、
『小さい子の能力が低い』なのではなくて、『発達の過程においてまだ下の方固める時期』というイメージでとらえているのだろう。

次女は5年生。集団行動があまり得意ではない。
めだちたいのに臆病で、失敗を極度に恐れる傾向がある…誰に似たのかって、おいらだけどさ。

自分が気に入らないことはどんなことがあってもしない。
勉強もしない、宿題もしない、後片付けもしない。
学校の5年生としては非常に厄介…学習面も生活面も『5年生の基準』に満たないから。

おいらが次女に望むのは『ガマン』。
『世の中の中心はあなたではない』
どんなに勉強ができてもできなくても、社会の中で自分に折り合いを付けて生きていけなければならないから。

次女は3年生の頃まで、殆ど学校に行っていない。
4年生でようやく学校に行き始めた。
今は毎日学校に通っている。
そして、学習公開という『普通ではない日』でも、教室にいた。
授業に参加していたかは…疑問だが。

普通の子どもからすれば当たり前のことかもしれないが、
おいらからすれば、後ろにオヤジが居る教室にいたっていうのは『すごいこと』。
なぜって、次女からすれば『相当なガマン』をしているのだから。

かなり大きな『弱点』を抱えている次女。
性格と言うハンデを背負って、ゆっくりと次女なりに成長している。

人より優れている必要はない。
生きていく力だけは身に付けてほしい。
社会の中の自分が理解できれば、生きていける。
そう思う。

躓くことって、本当は必要なんだよね。

授業参観ではない、学習公開。
普段通りの授業風景を100%するのは、無理。
周りが普段通りではないからね。
でも、参加できていないけれど『そこにいる』次女の姿は、
まさに学習公開だった。

取り繕わない学校の姿勢と先生の指導に感謝。

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