ヒヤリ・ハット

2012-04-25 05:32:25 | Bicycle
春になると雪が多い地方でも自転車に乗る人が増える。
スポーツバイク…と言うわけではなく全般的な話。

子どもらの自転車が公園の前にいっぱい。



なんかいいよね、こういうの。

でもさ、でもさ。
そんな風に停まっている自転車のハンドルやカゴの中にヘルメットがひとつも見当たらない。
かぶったまま公園で遊んでる子もいない。

みんなヘルメットを持っていないのかなぁ。

最近は同乗器に乗るような子にヘルメットを被せる親が増えたけど、
幼稚園ぐらいの子が『コマ付き』自転車を乗るのにヘルメットをかぶる子が増えたけど、
『コマ』が外れるとヘルメットも『卒業』しちゃうみたい。
本当は逆なんだけどな。

同乗器付きの自転車の問題は別の問題として、
コマ付きの自転車なんて、出せるスピードはたかが知れているし、よほど急旋回しない限り倒れない…基本的には『立ちコケ』の部類だよね。

それが危なくない…なんて言わないが、コマがなくなると事情が変わる。

自転車は基本的に動いてないと倒れてしまう。
スピードが出ていないと転ぶ。
だから自転車の事故は、基本的に自転車が動いている時に起こる。

そうすると、転倒時の衝撃は立ちコケのレベルではなくなる。

小学生ぐらいになるとあまり転ばなくなる…歩いていても、自転車でもね。
だから転倒の衝撃がわからない。

身体能力が高くなっていけば、リカバリもしやすくなる。
『おっと!』と思って身をかわせる様になれば、事故も回避できる。
…が、そこには工場なんかの労災・労働安全で言うところの『ヒヤリ・ハット』が隠されている。

怪我をしなければ、子どもらは何も言わない。
語彙が十分でない低学年ならなおさらだし、高学年になれば『照れ』や『恥ずかしさ』も出てきて話せなかったりもする。

まだまだ『親の言うなり』の幼児なら、親が言ってヘルメット…だろうが、児童になれば自我はどんどん大きくなる。
親の目が届かない『秘密基地』は、誰もが経験するところ。

交通安全に『ヒヤリ・ハット』をあまり聞かない。
この考え方が追加できないかな…と、ちょっと思う。

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