写ってないよ。

『写真、ないですか？』卒団記念パーティー上映用のフォトムービー作成の担当者から、そんなメール。
先日ハードディスクごと貸出した、その人からだ。
おいらの写真が 1 枚もないってさ。

うん、ないよ。
カメラを構えれば写真には写らない。
おいらの撮った写真の中に、おいらの写真があるワケがない。



『これだけ写真を提供してくれたんだから、1 枚くらいムービーの中に入ってよ』っていうことらしいが、おいらはいいって。
腕はないが、このサッカーチームの中では、それでもおいらはカメラマンで、黒子。

写ってないのがカメラマン…だろ？
どうしてもって言うなら、この写真でも、おいらの代わりに載せといてよ(笑)。

まだ、終わりじゃない。

長女の大学受験、先日『遠征』から帰宅したばかりだが、それよりも前に受けたところの合格発表の日。

…無言の彼女。



まだ、終わりじゃない。
まだ受けてない学校もある。

でも、なんて声をかけて良いか…。

おいら自身、大学受験は幾つも不合格を貰っていて、行き先がない焦りを経験している。
そんな経験談を話してみたところで、凹んだ気持ちを上向きにさせる自信がない。

日曜日にはまた試験がある。
変に沈んだ気持ちで受けないように、そう伝えたいけれど言葉が見当たらない。

おいらが高校生の時なんかより、遥かに机に向かっている。
努力している姿を見ているから、なんとかその努力が実ってほしい。

見守るしかない。
おいらも、今はガマン。

貸出し

先日からコソコソとフォトムービーを作成中のおいら。
こいつのために休日の試合ごとにカメラを構え、写真を撮ってきたわけよ。

その写真はおいらが編集しているもの以外に、卒団記念のパーティーで上映されるものにも提供することになっていて、そっちの担当者には、撮りためた写真から選りすぐりを USB メモリースティックに入れて渡してあったのよ。
その数は選りすぐりでも 1,000 枚以上…。

ところが…担当者からメール。
『もうちょっとラフな感じの、ゲームじゃなくて練習風景とかオフな感じとか、ない？』だってさ。
いや、あるはあるけど、生データをひっくり返して見るのは骨だなぁ…。
できれば自分で探してもらいたいけど。

生データは裕に数万枚、データ量だけ見れば、200GB くらいあったし…。
このデータをどうやって担当者に渡す？

で、頭を捻って思い付いたのがこれ。



自宅 PC が 1 年前に壊れて買い直したのだが、その時傷んでいたのはマザーボードでさ、ハードディスクは無傷だったわけ。
内臓ハードディスクを USB で接続できる装置があってさ、そいつを使ってデータを新 PC に移したのね。

旧 PC の内臓ハードディスクが余っているハズ…押入れをゴソゴソと探して…あった。
こいつを USB 接続してフォーマットし直して、そのまま渡してしまおうか…容量は 500 GB くらいはあったハズ。

思惑通り、全ての生データを HD にコピー(ニヤリ)。
はい、行ってらっしゃい！

まさか HD ごと貸出すことになるとは思わなかったのは、受取る担当者もおいらも一緒(笑)。

おかえり

遠征に行っていた長女と、同行していた連合いが帰宅。
たった 2 泊の遠征とは言え、ウチに全員が揃わないとなんか落ち着かない。

おいらが夜勤で食卓に全員揃わない…とかとは違う、なんとなくさびしい感じ。
洗濯物の量も、3 人と 5 人では全然違う…これは少ない方が楽なんだけどさ。

予定通り、一日遅れの恵方巻崩れの手巻き寿司を 5 人で食べる。



先ずは、遠征ごくろうさま。

とりあえず、遠征しての試験は終了し、後は県内の試験がもうひとつ…。
予定している試験だけで終了出来れば良いんだけど。

『サクラサク』って、結果が出ると良いんだけど。

豆撒かず

2 月 3 日は節分で、暦の上では冬が終わる日。

今年は長女が大学受験で、ちょうど遠征中。
過保護と言われようが何だろうが、ツアーではない一人の旅行なんかさせたことがない長女に『一人で行ってこーい！』なんて言えず、連合いが遠征に同行したワケで、今年の節分は 2 人不在。

実は去年の節分も連合いは居なくて、おいらは 2 年連続のお留守番だったワケだが、去年の反省もあって今年は早めに福豆を get しておいたのよ。
節分の当日になって福豆をスーパーに探しに行っても、売り切れって事が多々あるからな。



迎えた節分の夜。
恵方巻は遠征帰りの 2 人がそろう立春に『手巻き寿司』にしようってことでパス。
魚が嫌いな長男、鰯を焼いても食べないし…みんないれば『一口で良いから食べろ！』って言って、残った魚は他が食べれば良いけどさ、人数が少ないとちょっとね。

結局…普通の食事ですんなり終了。

後片付けが終了して、一息ついて、寝る時間になって豆を蒔いていないことを思いだす。
夜も更け、長男は夢の中…。

やっぱり、食べるところからイベントをスタートさせないとさ…。
福豆の袋を手に取って、『アチャー…』。

紙の香り

生意気にもブラックコーヒーが飲めるようになった長女。

おいらは『おーい、お茶！』って言うくらい、普段飲むお茶の類は基本的にコーヒー。
朝から自分でコーヒーを淹れて飲む。

朝はいっぱい淹れて、連合いとおいらで『お代わり』をして飲んでいたのだが、最近になって長女も飲むようになったってワケだ。
ますます朝のコーヒー消費量が増えている…デカンタひとつでは足りないくらい。

で…その長女『今日のコーヒーは不味い』って言う。
何か変な味がする…てさ、別にコーヒー豆も替えてないんだけどなぁ。

あ、そう言えば…コーヒーフィルターを切らして、ペーパータオルでフィルターの代用をしたんだ。



なんか『紙臭い』って、あんた敏感だねぇ。
おいら全然分からなかったよ…。

このくらい敏感だと、おいしい料理もさらに美味しく食べられるんだろうか？
そんなことより…好き嫌いの多い長女、この敏感さが食べられないものが多い理由なんだろうか、ねぇ。

試験日

今日から長女の大学受験が本格始動。

朝起きて来た長女…『だるい、ねむい』って言いながらも、いつも通り。
体調不良で実力が発揮できない…って心配はなさそうだ。



小雪混じり、凍てついた路面。
試験は昼からだが、早めに行きな。

落ち着いてやれば、きっと大丈夫。

お当番

長男の所属するサッカークラブには『保護者当番』の日があって、数ヶ月に 1 回のペースで練習当日の見守りを担当する仕事がある。
この日曜日はおいらがその当番で… 6 年生の長男が 3 月までの所属と考えれば、恐らく今回が最後の担当。



小雪交じり、底冷えがする朝、小学校の体育館のカギを開け、ゴールを組み立てて練習の準備。
面倒くさい…なんて思っていた仕事も、最後と思えば感慨深い。

卒業が近くなると、思い出が欲しくなる。

怪我もなく練習は無事に終わり、当番の道具を次の担当者に引き渡して…。
次の利用者のバスケ部さんが練習を始めた体育館に一礼して帰途に就く。