長良川温泉 ホテルパーク

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川端康成《初恋》を訪ねて・・・・加納の寺『西方寺』

2008-11-17 07:34:57 | 岐阜発!観光情報
    

大正10年、岐阜の写真館(瀬古写真館)で撮られた、左から川端康成、伊藤初

代、三明永無です。

大正9年(1919)、川端康成は、東京のカフェで、伊藤初代さんと会います。

初代は、その後、カフェのマダムの姉の実家の西方寺(小説では、加納の寺・澄願

寺)の養女となりますが、川端は、翌大正10年には初代さんを訪ね、一度は、結

婚の約束を交わします。

この時、川端は、23歳、伊藤初代さんは、16歳です。

しかし、初代さんは、直後に結婚の約束を破棄して、川端康成の初恋は実りません

でした。

伊豆の踊り子が先か、伊藤初代さんとの事が川端康成の初恋か定かでは、ありませ

んが、結婚を意識したのは、明らかかに、この時と言われています。

川端康成は、この時の出来事を、『南方の火』『篝火』『非常』など一連の(ちよ

物)と言われる小説、約10作に書いています。

それほどの思いだったと思われます。

長良川河畔から、鵜飼を見るシーンや、南岸の宿(港館→現在のホテルパーク)

で、トランプや夕食をとったことなども小説に書かれています。

川端文学を語る上で、岐阜のことは、伊豆の踊り子などそれから作品が生まれる上

で大きなポイントとなっています。

そんな訳で、『川端康成ゆかりの岐阜』『川端康成ゆかりの宿(港館→現ホテルパ

ーク)』を大大PR中です。

先日、長良川に行った時、その加納の寺(澄願寺→西方寺)を訪ねてみました。

    

岐阜駅の南口より徒歩6~7分で行くことが出来ます。

わかり易い場所にあります。

小説によりと、当時は、岐阜名産の雨傘と提灯を作る家が多かった田舎町のようで

す。

今は、余りその面影はありませんでした。

    

もちろん本堂も当時とは、建て替えられたものです。

   

来年は、川端康成の生誕110年にあたる年です。

『川端康成ゆかりの地』岐阜の街をたどる旅を提案して行きたいと思っています。

この西方寺のあろ、加納天満宮や陸橋跡~柳ヶ瀬本通・・・・・・

ゆかりの地を訪ねる旅のコースも作りました。

このブログなどで紹介していきます。