日本TV系列で放映された『さくら道』を見ました。
主人公は、荘川桜の出会いから、太平洋と日本海を桜でつなごうと考え、行動にう
つしました。
岐阜県には、根尾淡墨桜をはじめ、日本を代表する桜の名木が数あります。
今日はこのドラマにも多く登場した、『荘川桜』のことです。
高山市荘川町に『荘川桜』はあります。
樹高約20m・幹回り約6m・樹齢は約400~450年です。
1960年、御母衣ダム建設により水没する予定の照蓮寺・光輪寺の庭にあった二
本の桜を見た、ダム建設事業主である、電源開発初代総裁、高崎達之助は、『何と
かこの桜だけでも救えないものか』と当時の桜研究家の権威で「桜男」と称された
笹部新太郎にこの桜の移植を依頼しました。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われるほど、外傷によわい桜を移植すること
は困難で想像もつかないようです。
それでも、その移植が見事に成功しました。
ご覧のように見事に咲きます。
で、満開の時期は・・・・・・・
冬の長い荘川町は、例年雪解け後の4月中旬から春が訪れ、例年荘川桜は、4月下
旬に花してちょうどゴールデンウィークに満開になります。
今年は、桜の開花が早いようです。
4月下旬には、満開になるのでしょうか!
満開の中、1週間くらい見頃が続きます。
以前、この桜を題材にした小説を読みました。
水上勉による桜文学の最高傑作といわれる「櫻守」です。
これは読んでみなくてはと買ってみました。
「櫻守」にでてくる竹部庸太郎は、笹部新太郎さんがモデルになっています。
でもこの小説の主人公は、竹部に教えられ感化を受けて桜の保護育成に目覚めて
いった一人の庭師です。
今日のドラマとても感動的でした。
『荘川桜』もみたくなりました。
春、桜の時期、この桜と白川郷を訪ねようかと・・・・・・・・・・・・
『荘川桜』の詳しい情報のHPは
http://www.jpower.co.jp/sakura/index.html