東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、岐阜県内で4月3、4日に行う聖火リレーの詳細ルートを掲載した地図を発表しました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大で延期となった昨年発表のルートとは、不破郡関ケ原町区間のスタート地点が変更となったほかは大きな変更点はなかった。11市町、13区間を聖火ランナーが走る。
国内の聖火リレーは3月25日、福島県を出発し、全都道府県を巡る。岐阜県は5番目。長野県から引き継ぎ、2日間実施した後、愛知県へとつなぐ。
4月3日は、中津川市の馬籠宿駐車場を午前8時45分に出発する。多治見市、加茂郡八百津町、郡上市、高山市へとつなぎ、午後7時47分、高山市の高山駅西交流広場でゴールする。
4日は、下呂市の旧下呂温泉病院跡地を午前7時55分に出発する。各務原市、関ケ原町、大垣市、羽島市、岐阜市へとつなぎ、午後8時17分、岐阜メモリアルセンター芝生広場でゴールする。
関ケ原町区間のスタート地点は、昨年10月にオープンした岐阜関ケ原古戦場記念館前に変更された。
聖火リレーの総距離は約27キロ。高山市の古い町並みや岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(各務原市)などを巡り、産業や観光地をPRする。岐阜市では金華山のロープウエー、中津川市では馬籠宿にそれぞれ、ランナーのみで走る特殊区間を設ける。
聖火ランナーについて、県推薦枠は、県が改めて発表する予定。これまでに辞退の連絡は入っていないという。
同組織委は先月25日、新型コロナ対策を発表した。▽沿道の密集を避けるため、走行の様子をインターネットでライブ中継する▽著名人ランナーは密集対策ができる走行区間を走る▽過度な密集があった場合はリレーを中断する-などの対策を取ります。