浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

浄土真宗は葬儀必要ない?

2024-01-11 22:28:00 | お知らせ
今日は、寒い日でした。昔、研修会の質疑の時間に、「浄土真宗は、葬儀の必要はないのではありませんか?」という質問をされた方がいらっしゃって、私はその質問を聞いて、ビックリしました。その頃私は本当に何も知らなくて、その質問に大変びっくりしたのです。葬儀とは、一般的に、僧侶の読経によって、亡き方を、仏の世界に導く儀式です。僧侶を導師といわれたる由縁です。ところが、浄土真宗では阿弥陀如来のはたらきによって救われる教えであります。その方は、きっとよく浄土真宗の教えをわかっていて、自分で答えを持ちになっていて、講師がどのように、答えるのか試されたと、今は思います。その時のご講師が、どのようにお答えになられたかは、もう忘れてしまいました。浄土真宗では、確かに、葬儀は必要ないと言えばその通りです。しかし、その方の葬儀を縁として、周りの方々、有縁の方々、何よりご家族が、阿弥陀如来に出会うことができる。これは大切な仏縁であります。葬儀は他人事の話では無いのです。後生の一大事の解決です。今が臨終でも大丈夫です。救いは既に、阿弥陀仏が解決して、南無阿弥陀仏となって、私に届いています。いつでも、大事なのは今です。仏法には明日はありません。能登半島での大地震の際も、あの光景を見れば他人事では無いのです。今、聞いて救われる教え、それが浄土真宗です。葬儀をしたから極楽浄土に成仏するのでは無いのですが、葬儀は、仏縁をいただき、阿弥陀如来にお礼をする儀式、亡き方に感謝するものです。一般的な意味での、葬儀は確かに必要ないと言われると、その通りです。阿弥陀如来に出会うことが無ければ、私は一生、生老病死におびえて生きる人生でした。

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