浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

ただ今火葬場は繁忙期

2024-01-13 20:50:00 | お知らせ

冬場に亡くなると大変です。特に人口が過密地域では、亡くなる方に対して、火葬場の数が足らない為、二週間以上待たされます。だからといって、火葬場が空いてる時期に、都合良く亡くなるなんて出来るわけはなく。火葬場を新しく造る事は、かなりハードルが高い。どんな場所でも反対運動が起こります。皆さんも、必要だからといっても、自宅の近くに火葬場が出来るとしたら、反対するはずです。そのうち、繁忙期には、火葬場24時間営業になるのかもしれません。
ところで、皆さまには、今、死ぬ覚悟はございますか?これは、生きる覚悟でもあります。仏教では、生死一如、紙の裏表の関係です。死の解決が生の解決です。死を受け入れることが、本当に生きる事です。残念ながら、私には、どちらの覚悟もありません、でも、心配ない、大丈夫、任せろと呼んでくださる声の仏さまが、南無阿弥陀仏です。私の解決出来る問題ではありません。阿弥陀如来の受け持ちです。私には、死にたくない、生きたい、それしかありません。そんな私に、南無阿弥陀仏は、今、届いています。今が臨終でも救いが間に合うのです。阿弥陀如来が、いくらお浄土に救うと呼んでくださっても、死にたくないの心は変わりません。それは、私の煩悩のしわざです。しかし、如来の救いは、私の煩悩の邪魔になりません。無碍光如来ですから、私の煩悩も突き抜けてくださるのです。私が六道輪廻する迷いの原因は自力心です。阿弥陀如来がせっかく必ず救うと呼んでくださっているのに、自分がなんとかしようと、自分が手出しをする。それが自力心です、自力心が邪魔をして、阿弥陀如来のはたらきを受け入れないのです。それが私たちの迷いの原因です、私を救うと呼んでくださっています、南無阿弥陀仏に出会ったら、私が手出しをしてはいけないのです。私は死ぬまで煩悩から離れることができません。しかし、南無阿弥陀仏の救いに出会ったら、私の自力心は必要ないのであります。

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