大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

風習(土井)

2006年01月16日 22時56分47秒 | Weblog
昨日好天に恵まれ左義長を済ませました。どんどの火が竹の弾ける音と共に勢い良く数メートル燃え上がります。ひとしきり篝を焚いて後は焚物を控えて、その火の周りで、出来た熾きをかき出して夫々に持ち寄った餅を焼き適当に分け合って食べます。除夜詣でと共に地域の賀詞交換行事になっています。

    薮入りの寝るや小豆の煮えるうち

今日1月16日は薮入りです。掲句は言うまでもなく、久しぶりに帰って来た息子のために母親がおはぎでも作ってやろうと小豆を煮ている。傍では息子が我が家の気安さに安心し切って束の間の睡眠をむさぼっている様をうまく詠んでいます。
昔の住み込み奉公は3年勤めてはじめて盆と正月の年2回だけ実家に帰る休暇が与えられました。昔といってもこの慣習は昭和のはじめ頃まで残っていたようです。
現在ではニートと称される若者が問題になっています。正に昭和も遠くなりにけりです。