大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

伊豆吟行(土井)

2007年11月12日 12時40分17秒 | Weblog
先週の木、金と俳句の会で秋の一泊吟行がありました。
静岡営業所勤務の時何度か行った所ですが、その頃は仕事中心でゆっくり自然を見るという感覚はなかったと思います。
それはそれとして久しぶりの地にはそれなりの懐かしさがありました。
安倍川は相変わらず石ころだらけで、その間を細く流れていました。
沼津の御用邸記念公園は菊花展の開催中で幼稚園の子達も見学に来て、中の芝生の土手で喜んで遊んでいましたが、さっと引き上げていきました。
修善寺温泉の川の中の足湯も台風禍の後修復されていました。
最大の目玉だった秋の富士の秀麗な姿は瞬時薄く見えただけでした。

  駿河湾へ雪崩る南面蜜柑熟る

  安倍川や細き流れとなりて澄む

  黒松の樹下に石蕗(つわ)咲く用邸址

  秋の陽にまみれ園児ら土手転(まろ)ぶ

  整然と園児でて行く菊花展

  修善寺の足湯にひたる帰り花

  吟行や秋の霞が富士隠す

  吟行や柿の鈴成る伊豆晴れて