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今日8月16日は五山の送り火で夕暮れ時には如意ヶ嶽(大文字山)に「大」の字が灯ります。
私が大文字と出会ったのは全くの偶然で、入社3年目だったかの年のこの日夏季休暇をとり一人で京都を散策していました。
夕闇迫る頃どこの橋の上だったか覚えていませんが、人々が何だかソワソワしながら一方に目を向けていました。
私もそこに立ち止まって何事だろうと見ていたら「大文字」が点から線になって灯ったのです。
全く意識の内になかったので、おぉこれが噂には聞いていた「大文字」かと感動し、思わぬ幸運に恵まれて嬉しかったことを今でも鮮明に記憶しています。
尚驚いたことは一ヶ所の一文字だけだろうと思っていたのに、あちらの山、こちらの山に妙、法の文字や舟形や鳥居形が次々に現われたことでした。
今、13日の迎え火と16日の送り火の門火を焚く風習は各地に残り、家の門口ばかりではなく墓や浜辺などで焚く所もあるようですが、私の実家やその周辺ではこの風習はなく従って私自身にもその経験はありません。
機町(はたまち)の変はらぬ一画門火焚く
同胞(はらから)の残るは二人門火焚く