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好き嫌いをハッキリさせるのは何かにつけあまり得策ではないようです。
特に若い頃の人間関係については出世に影響する程大事な処世の方法の一つといっても過言ではないと思います。
「好き」の方はまだいいのですが「嫌い」の方は気をつけなければなりません。
直接ではなく、その人の居ない所(蔭)での発言もいつの間にかその当人に伝わりますし、言葉に出さなくても、心にこの人は嫌いだという感情があれば大抵の場合相手も同じように感じる筈です。
一方「好き」の方で若い頃に苦い経験をした人は少なくないのではないでしょうか。
恥ずかしくてなかなか言えない、態度で判って欲しいし、ある程度は判ってくれているだろうと思っていたのに全く通じていなくてがっかりしたというようなことは珍しくないというより一般的にあり得ることのような気がしています。
歳をとった現在ではそんなことに気を使う必要もなくなりました。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌いで通すのが正直な生き方で、日常生活での不都合も少なく、ストレスの溜まることもなくなります。
例えばテレビを見ていて嫌いな歌手が出てきたら消すか他のチャンネルに変えればいいし、服装も世間や他の人の目を気にすることなく自分好みのものにして何の問題もありません。
そんなことでゴルフ帽の形も気に入らないものを拒否していたら同じ形のものばかりになってしまいました。
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