カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

結構日本人はいたんだ

2022-11-06 15:50:00 | ケアギバーに関する事
おばあちゃんが骨折して付き添いのため久しぶりにシニアホームに泊まり込んだ。コロナテストをするのに受付に行ったらレセプションの女性が、日本人女性が介護士で養護老人ホームで働いてるんだけど、あなたの連絡先渡していいかしら?と。気軽にいいですよと返答した。彼女は早速仕事帰りに来たよ。私よりずっと若い女性だがなんだかとても疲れてる様子。働き始めて三ヶ月 こんなはずではなかった…というような話の大行列。現在はテンポラリーワーカーで1年働くと プロビンシャルノミネートとして永住権申請できるらしい。同職場では大勢フィリピン人介護士が雇用され人手不足の解消とされている。彼らは英語が得意なのでどんどんオンラインで見つけ申請してくるのだろう。ビザサポートはもちろん、旅費もサポートされてるかもしれない。今はインタビューもネットでできるし、海外で仕事しやすい時代になった。
彼女の話を聞いてると、自分の苦しかったケアギバー時代の記憶が戻ってくる。甘い考えでは決してうまくはいかないなと思う。日本で働いた方がよっぽどいい給料なのになぜ?って聞かれたこともあった。今思うと 日本から逃げ出したかったんだろう。50才になって自分の力量がわかって 看護師はもう無理だと気がついたし、住み込み介護士なら 対象は一人なので英語でできるだろうと思った。
しかし彼女はまだ始まったばかり、今の経験が今後良い影響を与えるのは間違いないから頑張ってほしい。でも自分の力量を見定め無理のない仕事に変えるのもいいし彼女の人生だ。永住権目的なら 私のように雇用主を変えると、結構時間かかる。私は2011年から仕事を始め永住権取れたのは5年後。彼女は今の仕事を続けたら来年の7月には申請して来年の年度内には永住権取れているかもしれない。だが 個人のケアギバーに変えたら PR受け取りは2年後らしい。

もう一人の日本人女性はお友達の紹介で知った。4人家族でご主人はカナダ人。すでにオープンワークパーミットが出ている。税理士事務所で働いてた彼女は今英語クラスに通いながら事務職を探している。しかし言語力が必要な事務職はハードルが高く、スーパーの仕事を検討している。英語力のなさで看護師が介護士として働く事は良くある。事務職もその通りのようだ。


10年ぶりにケアギバー

2022-03-30 13:23:00 | ケアギバーに関する事
10年ぶりに車椅子の脊髄損傷者さんの介護をした。やる気は満々なのだが、あまりに久しぶりすぎて感覚を戻すのにけっこう時間がかかった。同僚の丁寧な指導にもかかわらず 覚えきれなかったが、障害者さんがガイドしてくれたのでまずまず何事もなく終わった。それにしても 電動リフトで体を上げた時、体が左右 捻れてしまい 戻すのに大変苦労。やっぱりポジショニングのセンスの悪さは変わらない😰

大泉洋の主演映画 こんな夜更けにバナナかよ
を観ると 在宅障害者のケア状況がわかる。障害者が自宅で思うように生活することを援助するのだ。大きな施設では決して叶わない自分らしい暮らしである。
障害者に対して国は施設ではなく在宅を奨励しているので、ケアギバー を雇うお金から 天井にリフトをつけたり、障害者用にトイレやシャワー室を改築する費用のサポートが充実している。自宅で使う医療機器やディスポーザブル類もである。もちろん収入のある障害者には給付制限がある。大きな企業ではエクステンド ケアプランがあって、毎月 給料天引きにはなるが 受けられる補助金は大きい。例えば リフトをつけるには 政府から6-7割 残りを会社のエクステンドケアプランから捻出して 自己負担を少なくできる。
 施設を作り、少ない介護士人数で障害者をケアするのと、在宅障害者を一対一でケアするのと どちらが メリットが大きいのだろうか?人の幸せを考えるとやっぱり後者。障害者が雇用主なのでお互い配慮が出来る。
国のコストとしてはどうなのだろうか?私の母が入院してた老人病院では 栄養点滴されていたが、寝たきりだったので、体こう 吸引介助 清拭 週1のベット上運動 排泄介助 それでも床ずれができて、 約10人のスタッフが4-50人の老人をケアしてた。スタッフのお給料が20万なら 時給20ドルで働くカナダのケアギバー と変わらない。母は毎月100万円かかっていたそうで毎月10万くらい自費であったが、残りは政府が払っている。どうでしょう?日本も在宅ケアに切り替えケアギバー を障害者が雇えるように国が本腰を入れて補助金支給しては?

私の母に毎月100万かかるなら、自宅でケアギバー を雇い余生を過ごさせたかった。




桜は8分咲き、蕾がちょっと残ってるのが可愛い❤️

遠くの山はマウント ワシントン
冬はスキー場

白のピエニー芍薬 鉢から土に去年下ろした。元気な芽が出てる。



朝のじゅうべい まどろんでる。


BC州の介護士養成クラスが政府支援で無料

2021-04-11 16:30:00 | ケアギバーに関する事
ズンバのインストラクターはBC州の援助でヘルスケアエイドのクラスに無料で参加している。時々 ズンバをシニアホームで指導し評判が良い様だ。彼女はメキシコ人移民で人懐っこい、明るい性格だ。
次女もバンクーバーでオンラインのパートタイムコース:(午後5時から9時まで)3月から始めようやくひと月過ぎた。後5ヶ月で卒業だ。
BC州がここまで奮発しているのは
コロナの影響は多大にある。海外から来る人は減少してるし、年配層のヘルスケアエイドは自己防衛の為休職中かも。次女はたまたまこの情報を ネットで見つけ 学校に連絡したら「今なら無料よ」と言われ 大変喜んでいた。いつもなら学費は少なくとも4000ドル以上はかかるであろう。オンライン授業に慣れない次女は四苦八苦してモチベーションを高めてる。コロナ前なら、同じ目標を持つ同僚と肩を並べて学ぶ事は当たり前であったが、今となっては何という恵まれた環境であるのかと思う。人が集まれば面白いことばかりじゃないが、嫌な事 苦しい事も 半年間のクラスでいろいろ刺激し合い学びになったであろう。
しょうがない😤 今は与えられた環境を良しとしてやってかなきゃね。永遠には続かない。終わリがあるから今頑張ろう

きのうの夜中 突然氷が降ってた。それもパチンコ玉くらいので 家に入れ忘れてたトマト2鉢の柔らかい葉っぱはぼろぼろになってた。



しかし氷はあっという間に溶けてその水が雨ダルに注がれてたよ!





大泉 洋主演 映画 こんな夜更にバナナかよ 

2020-09-28 18:31:00 | ケアギバーに関する事
「こんな夜更けにバナナかよ」は 主役の大泉さんが 筋ジストロフィーの患者を演じた。親の世話にならず 施設に入らず 自宅で過ごす為、ボランティアのケアギバー達に助けられ 日常を過ごすという実話に基づいた映画。日本ではなかなか同じような例はない。
カナダでは 1980年代から 障害者の施設を無くし在宅へと方向転換し20年前には 国と州が予算をつけて障害者自身を ケアギバーの雇用主とする政策がとられてきた。

10年前 ケアギバースクール卒業後 MS(多発性硬化症)の雇用主の元 働いた。
この仕事はMS患者家族のサポートしてるNPO協会を通じて知った。雇用主はオイル会社で働いてたので ケアギバーの給与や医療に関することは会社の保険から支給されてた。
また 自分で設計したバリアフリーの自宅で 電動車椅子のコントローラー🕹を かろうじて動く右親指と人差し指で動かして移動していた。ケアギバーを雇い 小学生、幼稚園の子供達と通勤してる妻との生活を実現していた。

ケアギバースクールで教師より 障害者の手足となる様に と教えられたことをいつも念頭においてた。こんな夜更けに。。をみると そんな場面が結構出てくるので 思い出してた。
一対一だから出来る事が盛り沢山。障害者自身が雇用主なのであるから。

日本はカナダほどMS人口は少ないと思うが 家族の負担を減らし また 自宅で自分らしい生活をしたいと思う人々に カナダのケアギバー制度はいい。そして インドネシア など医療系移民者にとっても いきなり大きな施設で働くより個人雇主と一対一でケアしながら日本語になれ成長し その後 医療現場に送り出す そんなシステムがあってもいいのじゃないかと思う。もちろん雇用主の収入状況によって政府がケアギバーの給料を支払う事が前提だ。 
ゆくゆくは医療現場の人手不足も補っていけるし日本で働きたい外国人の雇用につながるのではないだろうか。

カナダの ケアギバー 制度が日本であったら

2020-05-24 22:54:00 | ケアギバーに関する事
大泉 洋の映画 「こんな夜更けにバナナかよ」は 筋ジストロフィーの患者が 親の世話にならず 施設に入らず 自宅で通いのケアギバー達と生きて行くという 日本ではなかなか例がない 実話であった。
カナダでは 1980年代から 障害者の施設を無くし在宅へと方向転換し20年前には 国と州が予算をつけて障害者自身を ケアギバーの雇用主とする政策がとられてきた。

10年前 ケアギバースクール卒業後 MS(多発性硬化症)の雇用主の元働いた。
この仕事はMS患者家族のサポートしてるNPO協会を通じて知った。雇用主はオイル会社で働いてたので ケアギバーの給与や医療に関することは会社の保険から支給されてた。
また 自分で設計したバリアフリーの自宅で 電動車椅子のコントローラー🕹を かろうじて動く右親指と人差し指で動かして移動していた。ケアギバーを雇い 小学生、幼稚園の子供達と通勤してる妻との生活を実現していた。

ケアギバースクールで教師より 障害者の手足となる様に と教えられたことがいつも気持ちに合った。こんな夜更けに。。をみると そんな場面が結構出てくるので 思い出してた。
一対一だから出来る事が盛り沢山。障害者自身が雇用主なのであるから。

日本はカナダほどMS人口は少ないと思うが 家族の負担を減らし また 自宅で自分らしい生活をしたいと思う人々に カナダのケアギバ〜制度はいいと思う。そして インドネシア など医療系移民者にとっても いきなり大きな施設で働くより個人雇主と一対一でケアしながら日本語になれ成長し その後 医療現場に送り出す そんなシステムがあってもいいのじゃないかと思う。もちろん雇用主の収入状況によって政府がケアギバーの給料を支払う事が前提だ。 
ゆくゆくは医療現場の人手不足も補っていけるし日本で働きたい外国人の雇用につながるのではないだろうか。