昨日は北海道の上空を北朝鮮のミサイルが飛んだと YOU TUBE で知って、姉に電話した。姉は動揺もなく ああそうだね。飛んでたね。それよりね、母さんが肺炎で入院してるの。明日札幌に行って様子見てくるから。 姉夫婦は今年は身内の病気であちこち忙しい。自分たちも70歳超えているのでしんどいだろう。
母は今年で97歳になった。昨年から膝の痛みがあり、車いす生活。そうなると人間の体は急速に落ちていく。歩けなくなると運動量が減り、血液循環心肺機能が一気に低下するものだ。 熱が出て、ゼイゼイし酸素量の低下がみられ、レントゲンを撮ったら 肺炎ですねって。よくあるパターンだと思う。老人ホームでどんなに注意していても 喉頭蓋の動きが老化し 気がつかないうちに肺の中に誤嚥し肺炎になる。
しかし 人間の体は100歳まで生きれるようになっているのだなと思う。そしてある時、体が自然とシャットダウンし始める。きっかけはいろいろあるかもしれないけど、どんなに老人ホームで手厚く介護されてもいつか死は訪れるのだ。今トマトを植えてるけど、こんなに短期に成長し花を咲かせ実を作り、今は黄色く枯れていっている。なんだか人の一生を垣間見ているようだ。
今まで十分苦労して、また楽しんで、人生歩んできた母は きっと、「あーだこーだ考えたってしょうがないね、そうなるしかないんだよ。」ってみんなに笑って言うような気がする。心の中では様々な思いを巡らせていたと思うが、口に出すときは 快活明瞭な口調を貫いている母。前回話したときは、ここの会社で寝泊まりしながら働いてるよ、母さんが一番仕事できるかみんなに頼りにされてね、、同僚もいい仲間でみんな平等で同じ生活だから楽しいね。今度給料出たら 枕を買おうねって同室の4人仲間で話してるんだよ と。