カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

最後のメッセージ

2023-01-26 01:15:00 | 健康
カナダに来てとてもお世話になった人々は沢山いるが、彼女はその一人であった。昨年の春から忙しそうで連絡しても短い返事しか返ってこなかった。そしてお正月明け 突然に末期癌でホスピスに入る。今までありがとう。というメッセージが届きその10日後には亡くなったと日本から来ていた家族からの連絡であった。あまりにも突然で理解に大変苦しんだ。

遠くにいて何もする事が出来なかった心残りがある。いつか島へ来てもらい美味しいものを沢山食べさせようなどと思って夢見てた。

少しづつ状況がわかって癌の自然治療をしてたらしく徐々に悪化して転移したらしい。とても優秀な彼女なのだが、ワクチンや薬など普通の医療行為を受け入れなかったことを思い出した。手術して治療を受けてたらまだ生きていたろうと思うと残念でならない。

もし 今自分が癌になったら、今まで普通に出来ていたことが出来なくなるかも知れない。遺言書はすでに弁護士のもと作った。内容は、延命治療、胃チューブ、中心静脈栄養法、延命の為の抗生剤を使わないと明記した。遺骨は海洋散骨。もしも遺産があったら娘二人へ。

断捨離をどんどん進めよう。特に病気もなく今の生活が出来る事にもっと感謝しよう。良い食事をとり十分睡眠しよう。ワンコ達が散歩に連れってってくれて 笑 ありがたい。

日本人会のバザーで ビンテージ、アドちゃんのハンカチゲットした。

あかんたれのじゅうべい君。


めんこいたまちゃん。



ヤングケアラーについて

2022-05-09 19:22:00 | 健康
テレビJapanで NHKの番組を見た。ヤングケアラーって言葉、私は知らずに過ごしてきたが、壮絶な内容に驚いた。小さな頃からケアラーとして生きていると、それが当たり前になって誰にも助けを求めないという。義務教育が終わっても結局介護をしなきゃならない。介護者も介護される側も運命共同体、どちらかが死ぬとバランスが崩れる。
親子のケースが多い様で、親のエゴが見え隠れする。自分の子供なんだから当たり前?

今年は政府もヤングケアラーの援助にようやく乗り出した。専門家チームを作って知恵を出すそうだが大丈夫かなぁ。当事者を入れ活発な話し合いがされるのだろうか?何やら肩書き付きの上層部だけで話し合って決まりそう。

 助けてって言える環境づくりとかいってたけど、その考え方もおかしなものだ。みんなケアラーしてるの当たり前って思ってるから 助けてって気持ちになっても頑張っちゃうのだ。誰にも相談しない。
 カナダだと 障害者が雇用主となってケアギバを雇うシステムが政府にあるから、ケアギバの給料は障害や収入によって上下するだろうが政府が支払う。

日本も結局は人手とお金の問題だろうと思う。
あとは ヤングケアラーを見つけるには、学校に対し行政に報告する事を義務化する。例えば、お母さんの介護のため部活や運動会や修学旅行に参加出来ない生徒を見つけたら行政に報告し、行政は障害者が拒否する事を前提にソシアルワーカーやカウンセラーを訪問させて、ヤングケアラーの代わりにヘルパーやプロのケアギバーを使えるように指導して行く。もちろん費用は行政が負担。それじゃないとおすすめだけになり、説得力が少ない。

自分の子供の幸せを望まない親はいないと思う。しかし障害者は孤独になりやすいから共依存になって子供の将来を考えられなくなっているかもしれない。また経済的にも困難と思ってる。メンタル、ファイナンシャルサポートはとても重要だ。

担当者が 障害者、ヤングケアラーがサポートを拒否してます。で終わってしまわない様に、担当者教育も必要だ。障害者とヤングケアラーは社会から離れ孤立化している。両者の思考は全てのケースで似た部分があるはず。それを精神の専門家がよく分析してアプローチしなければ、重い扉はなかなか開かないだろう。

2022-01-19 00:36:00 | 健康
おかげ様で 兄の腎臓癌は ステージ1 転移もなく、左腎摘出をすれば抗がん剤も必要ないと医師の説明。

みんな安心した。😮‍💨
兄も病院帰りにはトンカツ食べに行ったそうで、食欲も出てきたらしい。

13才年上の兄は 面白いし優しいしカッコ良くて 子供の頃から大好きである。髪型とか矢澤永吉を意識している様だ。子ぼんのうな兄は子供や孫から好かれ 家族みんな兄の周りに住んでいる。孫には決しておじいちゃんとは呼ばせない。笑 おんち (おじじを可愛いくしたのか?)だそう。
 フィリピンやインドネシア で仕事している時 姉夫婦を招待したが、兄夫婦を呼ぶチャンスがなかった。今でもそれが悔やまれる。今は高齢になってきたし国内旅行でもいいだろうと思うようになった。手術を終え元気になって コロナが落ち着いたらどこか行きたいところを手配したい。


2-3年前に作った編みぐるみ。水色の子はずいぶん気に入ってたが 売ってしまった。またいつか作れればいいな。


一人で転がって遊んでる。丸見え😆



95才のおばあちゃん

2022-01-16 20:57:00 | 健康
おばあちゃんが このシニアホームのお部屋に移ったのは7年前。88才の時。それまで大きな家に一人で住んでいたが、転んで肋骨骨折した時 近くには学生だった孫しかおらず、3人の子供たちはシニアホーム移転を進めた。バンクーバーからバンクーバー島に引っ越すのを嫌がっていたが、大きめのスィートを見つけ、今持っている大事な家具達を持ってこれる事や、充実した施設が気に入って移動した。

転倒が増えてきたのは やっぱりコロナのはじまった去年あたりだろう。毎朝オートミールを作ることをしなくなり、ブラウスの小さなボタンをはめれなくなって、服を着たまま寝るようになり、大好きだった刑事事件のドラマは途中で寝て見続ける事ができなくなった。ビタミン剤は一つずつビンから取っていたが開けたり閉めたりが大変 関節炎のため指先を自由に使えなくなっている。

4日間ともに過ごして、改善できるところはしていこう。

お気に入りのブラウスを選んでもらい、ボタンがついてるうらにマジックテープを縫い付け簡単に取り外しできるようにした。

丸いマジックテープが売ってた。

オートミールを作ったらとても嬉しそうだったので、3〜4日分作って冷蔵庫に置いてきた。今後は差し入れしよう。

ダイニングテーブルの上が書類でごちゃごちゃになってて いつも大事な電話帳とか ペンを探してたので、卓上整理ボックスを使い大事なものがすぐにわかるようにした。

5種類のビタミン剤 を1日分にまとめ ピルケースに分けた。おばあちゃんが自分でできる様に一緒に確認した。





椅子に座って手紙を書いたり読んだりしているうちに寝落ちして、ずり落ちそうになっている。実際去年落ちた。手すりのある椅子は重くて動かしにくいので、ウォーカーを椅子がわりにした。 肘掛けがあるので居眠りしてもずり落ちない。
これで室内でも移動時はウォーカーを使う頻度が増える。


後は車椅子からトイレに移る時 ウォーカーに捕まって移動していたが、やっぱりトイレの両脇にサイドバーをつけて移動しやすくするのがいいだろう。と昨日 買い物に出かけた。ところが気に入ったのがなくて、念のためリサイクルショップを見たら なんと19ドルで売ってたので 即購入









兄の病気 おばあちゃん転倒

2022-01-13 21:42:00 | 健康
災いが続く2022のスタート

いつも年始の挨拶に日本の姉兄に電話し元気でいる事を確認し合う。
 兄は去年はとてもいろいろ喋ってくれたのに今年は うんうん大丈夫だよと言葉少なめ。その後 義理姉より 兄が 血尿の為受診し、エコーなどの結果、前立腺肥大と腎臓癌と診断され 今 尿カテーテルを留置されてる。2週間後 骨や他の臓器に転移はないか検査予定だと。腫瘍は小さい。
私はまた兄に電話を代わってもらい、頑張ってね。また様子聞かせてね。としか言えず 兄は大丈夫だよと。
70歳半ばになって 手術とはとてもかわいそう。病院嫌いの兄は前立腺肥大の症状が2年も前からあったそうな。早期に治療して病院に行ってたら、癌も早期に発見できていたかも知れない。周りの家族は 兄が落ち込んでる様子を和らげようといろいろ心砕いているらしい。尿バックを下げて まだやりかけの仕事をしているそうだ。無理しないで 痩せてきているらしいから。

9日の夜8時 シニアホームから電話があって おばあちゃんが部屋で転んで 頭と足首を強く打った。おばあちゃんは 緊急用ボタンを首にかけており 自分でそれを押した。シニアホームのファーストリスポンダーが駆けつけて救急車を呼んだ。おばあちゃんはつまづいて コーヒーテーブルに右頭を打ち、足首をくじいたのか歩けない。普段なら救急車で病院と思うが、大丈夫みたいだと救急隊は病院に運ばない決断をした。
そこで パートナーが 双子の姉が転倒して頭をぶつけストロークになった旨を伝えて 結局は救急車で隣町の病院のエマージェンシーに運ばれた。後で救急車を使った請求書が来るだろう。
右足首のX-RAYで骨折なし、頭は医師の診察で問題なしとの事で家に帰った。それから私はシニアホームのおばあちゃんの部屋で付き添っている。回復が早く車椅子移動していたのは痛みが強かった2日間だけで 4日目の今日は一人でウォーカーを押して食堂に行ける様になった。

95才のおばあちゃんはおしゃべりが好きで同じ話を繰り返すが認知症ではない。あまり手間がかからず 夕食は食堂からわたしの分までオーダーしてくれる。久しぶりにゆっくり出来たがじゅうべいがいないとちょっと寂しい。