カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

シニアホームの母

2016-04-27 14:05:36 | 日記

昨日 シニアホームの認知症の母に電話したらなにか手芸でもしてるらしい。はっきりした口調で、毎日仕事があ るからねぇ、と誇らしそうに話してる。95歳、いつも役に立つ人間でありたい母なのだ。母の幸せは?母は貧しかったから”ここにいるとごはんも上げ膳据え膳だし、みんなでおしゃべりして遊んで暮らしている。建物も新しくてきれいだしね。全くお金払ってないんだよ。でも誰もあいに来てくれないけどね(そんなことはない,忘れてしまってる)”

子供の頃から針仕事、畑仕事。長女として家族の面倒をし苦労しててきた母は結婚した後、働き者で節約家の父と洋服や、電気やを営み、老後は趣味や旅行も楽しんできた。前向きで明るい母の人生である。95歳となり終焉のときが近づいているのだろうが、今の母の記憶にあまり悲しい思い出は残っていない。死んだ父も兄も、一番親しかった妹も、母の今の記憶では生きているのである。悲しい記憶は消えたのか?それともたまたまか?自分の住処がなくなったことも記憶にない。これもまたいいようになってしまった

人それぞれ問題を抱えてるが、いつになっても感謝の気持ちは大事である。文句ばっかり言っている人には福は来ない仕組みになっいる。疫病神や貧乏神 が文句を言っている口からこぼれだしているのを想像する。そんな神にいつもまとわりつかれ、笑わなくなり、口はへの字に曲がり、人の批判ばかりしている。 たまにお年寄りにそんな人を見かける。どんな人生だったのであろうか?

  愚痴をこぼすことは癖になるし、反対に明るく考えることも癖になる。訓練しだいだ。なんでも勉強すること、わからないことを理解する訓練が脳みそにかなり ポジティブな影響を与える。刺激になるのだ。ムヒカ大統領が言っていた生きているものしか人を幸せにできないって。わかる気がする。お金はあるとうれしいけど、すごく別の次元のような気がする。借金がまだ2000ドルあるけど、生きていけてる。お金はひとつの道具であって必要だと思えるものを少なくし、物欲をなくしていけばもっと裕福になれる気がする。


セカンド インタビュー 予定

2016-04-27 13:33:00 | ケアギバーに関する事

 人材派遣会社 NURSE Next DOOR から メールが来た。1週間後にまたインタビュうー。今度は履歴書の再確認と会社の運営について詳しく話を聞く。 一回の仕事は3時間以上で時給は経験と仕事内容による。私は幸い経験だけは豊富である。カナダでのケアギバーが3年間と日本での看護婦の経験が、英語力の低さをカバーしてくれる。しかしどんなに優秀であっても英語ができなければ皿洗いの仕事もない。そんな国である。だから国を挙げて移民の英語学習には無料クラスなど大きなサポートがあり、頑張る人は報われる。全ては英語にかかっていると本当に思う。

今年 移民したシリア人の子供さすがものすごい速さで英語を習得している。砲弾の中で、難民キャンプの中で希望を失ってた人々、子供は学校で学ぶことがうれしくてたまらない。親は今の環境に、受け入れられたカナダに感謝している。

 


グループ インタビュウ

2016-04-25 20:26:00 | ケアギバーに関する事

 今日はユースホステルでハウスキーピングの仕事があったが、マネジャーにお願いして12時から3時まで抜け出し、人材派遣会社のインタビューにいってきた。日本には家政婦紹介所があると思うが、この会社は正看護婦、準看,介護し、ハウスキーパー、ナニーと広く派遣する。主にホームケア;自宅介護の家庭に人材派遣をする。

キジジで見つけ 履歴書を送って、インタビュうーの連絡がメールで届いた。9名の人が集まって会社のビデオを見て、担当者からそれぞれ質問を受ける。2名のフィリピン系の男性はサウジアラビアのERで仕事してたという正看護師、キューバからのお母さんは、シニアホームで働いてた看護師さん、看護学生さんでバイトしたい人、ケアギバーやってた人とアジア人系が私も含め3名、黒人系が5名、白人が1名であった。移民の国である。年齢はさまざま 20台から50台まで私が一番年寄りだと思う。

英語勉強してて良かった。まずみんなに質問を始める。3回も当たってしまった。なぜ看護婦になったの?仕事の上で自分の強いところは何?会社の方針が3つあるけどどれが一番好き?つたない英語で答えたが、LINKで学んでなければもっと悲惨であったろう。どんな勉強も無駄にならないなぁ。。。。

書かなきゃならない質問事項がけっこうあり、これもLINKやっててよかった。後は  野となれ山となれ、、グループインタビューのスクリーニングが終わったら2時面接にすすむ。さてさて。。


LINK 一学期終了

2016-04-22 12:29:00 | 語学

昨日は 1月から毎週2日 各3時間 やってきた 無料の移民者むけの 英語コースが終わった。 同じレベルをもう一度と思ってたが、結果が良かったので6から7に上がる様に言われた。評価はテストの結果のみならず、出席率、宿題、授業中の積極性などが入る。授業中ほとんど発言してないので、よく先生から今日はおみの声を聞いてないわ。と言われて当てられることがあり、後半は挙手し答える様にした、声が小さくて聞こえないって言われるのでその辺も努力、ゆっくりで良いから大きな声でと。相手にかんがえさせないように。

6時から始まるのだが4時ごろには出かけ宿題やテスト勉強を図書館でやってたのも良かったみたい。

何のために勉強してるのと始め聞かれた。皆仕事とか学校に行くためと言ってたが、担当の先生もルーマニア移民者で 彼女は 馬鹿と思われたくないから勉強したって。本当よくわかる。

5月3日からはLINK 7 楽しみである。


2016-04-20 12:47:49 | 日記

 バンクーバーや本州からサクラの便りがFBで沢山届いているが。。こちらはようやくつぼみが出てきたか?チューリップもようやく葉っぱの間からちょこっとみどりのつぼみが顔出している。今週は20度にもなるらしく、薄着で外に出る人、ジョギングしてる人を見かける。

 時々自分の今までの人生をいろいろ思い起こすことがある。21歳から働きずくめの人生であった。結婚後18年間、家族を養ってきたが、海外から帰国した45歳頃から 仕事をする能力体力が低下していた。視力から始まり、迅速な理解力、判断力が鈍り始め、家族の問題を抱えながらの病院勤務がきつくなっていった。認知症の母、登校拒否の長女、借金を抱えた商売を15年も続ける夫、雑然とした家の片付け、料理をし、犬の散歩や世話でくたくたになり、とうとうストレスでうつになり、病院勤務をやめ精神科外来に通った。経済のみならず、炊事洗濯掃除の全般を任され、協力しない家族に腹が立った。現在は回復しているが時々心臓が苦しかったり動機があったり、いやな事を思い出し朝起きれにくかったりしてる。ネットサーフィンをし眠る時間が遅くなると目が疲れ、思考力が鈍り欝っぽくなるという状況があるので、注意している。

話は戻り病院の仕事を辞め、貯金切りくずしの生活になり、夫の商売の借金を支払ったり生活費であっという間に貯金はなくなった。自分は海外のほうが稼げると思い、カナダに来た。実際働き始めると 給料が安く昔の海外勤務の5分の一程度の稼ぎでどうにもこうにもならない。結局は子供を引き取り離婚し、自己破産した夫はケニアに帰国した。

最近はカナダでパートナーに娘ともども養ってもらっている。思えば自分の生活を面倒見てくれる人は過去に両親しかいなかった。50半ば過ぎてようやく安定した生活を味わっている。まだ長女の借金が終わらないがお金を使わなくても暮らせるのはありがたい。

人生の下り坂にしてやっといい人に出あったと田舎の兄姉は喜んでくれている。時々電話でパートナーと姉夫婦はやり取りしているが、来年会えるのを楽しみにしているらしい。