トラック

　じいちゃんから借りてるトラック。日本じゃ見ないけどこっちは一家に一台みたいな感じでよく走ってる。後ろに３人乗れる座席が付いていて赤だったり色もカラフルで日本のトラックよりもっと一般家庭用におしゃれに作ってる。ドッチという会社の
をよく見る。４輪駆動なので高速を１２０キロで走っている。冬は滑らないし、夏はキャンピングカーやボートやロディオの盛んな土地なので馬を入れた小屋？を引いて走る。カナダの道が広い駐車場が広いって来た頃驚いてたけど理由がわかった。車がでかいのだ。最近クリスマスであっちもこっちも混んでいるがこの長いトラックを駐車するのが大変。乗用車の時は簡単だったがトラック本当に大変。だから広いのだ。基準が違う。
　では家は。。確かに小さな家といえども一軒家は広い。しかし都会には狭いマンションもある。ワンルームはさすがにない。そういうところに住む人はシェアハウスに住むだろう。電気水道込みで４万からある。

1983年車 フォード車リンカーンコンチネンタル マークⅥ

　じいちゃんが1月2日からガールフレンドとアメリカ旅行に出かける。毎年の恒例行事だが、今回は私がトラックを借りるので、アメリカで運転するために今日じいちゃん中古車を買ってきた。夏になったらお前に売ってやるよ。というので期待してガレージにみにいったら。。。あごが落ちた。
　馬鹿でかい四角いアメ車。1980年　フォード車。。クラシックカーである。まるでバットマンが運転していそうなカッコいい車である。じいちゃん1200ドルと安かったから買ったんだ。修理してアメリカ旅行にキャンピングカーにつないで、持っていくそうだ。
　私がこんなクラシックカー運転したらどうなるの？じいちゃんの神経がわからないがほっておいた。息子か一所懸命修理している来年の夏はお前が運転するんだよね。。。やばいなぁ。。
　しかし息子とじいちゃんは大きなプラモデル買ったときのようにうれしそう。早速磨きはじめ、夕食返上しパーツを買いに出かけた。パーツはノースアメリカだから簡単に手にはいるとのこと。でっかい修理工場みたいな自前のガレージがあるからできるのだろうね。
じいちゃんはキャンピングカーも2台もっていて、馬鹿でかいのを2年前に買った。バストイレ、キッチン冷蔵庫電子レンジ、テレビ2台。天井も高い。
　じいちゃんのトラックは私のより大きくて、6000ＣＣだそうだ。そのトラックだと燃費が悪いので中古車を買ったとのことだが、、。。燃費悪いでしょリンカーンだって。しかし私の感覚、基準はまったく通じないのだ。
　この国の人たちはドンだけ大きいものが必要なのだろうと思う。
　

おじいちゃんの娘

　今日は掃除せず一日クッキングの日であった。おじいちゃんの娘が来るそうで、初対面。きれいな人である。娘２人１５歳と１３歳おりうちの娘といいお友達になるわよ。アートとインドアサッカー、バスケに夢中だそうだ。
おじいちゃんがチキンスープを作ってほしい、みんなで食べるからといったので、今日は朝からクッキングの日であった。
　カナダの人はチキンスープが好きな人が多いのではないだろうか。大きななべに、チキンを骨ごといれてだしをとる。そのあと骨から身をとって、野菜（にんじん、ジャガイモ、セロリ、マッシュルーム、麦、たまねぎ）をいれくつくつにる。最後にチキンブロスとペッパー、鷹のつめ少々いれる。おじいちゃんは腎臓が悪いので塩は入れない。
　夜はチリコンカーンを作った。辛さはおじいちゃんの好みで辛めに作った。昼にクッキーを焼いて。。太る太るといいながら食べていた。
　年をとると、食べることが最大の楽しみになる。前のおばあちゃんもそうだった。長年連れ添った人に先立たれうつっぽくなり劇やせしてしまう老人が多い。あんな大きな家で一人まったく音のしない山の中。。特に冬は心細くなるのかもしれない。
　

次女日本へ

　ママゴメンね。。一人で帰って。。そう、私も帰る気でチケット予約したのだがワークビザがなくなったのでキャンセルするしかなかった。外国人である自分は自由にカナダと日本を行き来できないのである。海外で暮らすということは大変なことだ。簡単に帰国することもできないのであるから。
　次女はしばらく長女の家に暮らし、日本を満喫してから地元に帰って今度は友人と会うらしい。学生ビザは夫に任せてしまった。どうなるのかよくわからない。マイナーチャイルドなので親がカナダで働いていれば簡単に取れるらしいが。。私のワークビザが３月になるだろう。で夫はそれを待たずに普通に学生ビザを申請しょうとしている。うむうまくいけば２週間で出るが。。どれも確実な情報がない。。

今度の仕事

　今度もまたもや老人ケア。おじいちゃんだがまだしっかり運転できるし、まったくぼけていない。一人暮らしで、ものすごく広い家と馬を放し飼いしている広大な土地を持っているのでその手伝いが必要らしい。年取って家がでかいのも困りものだ。維持費がかかるし、すめなくなったときにいい値で売れるように磨いておかなきゃならない。ということで私の仕事は掃除、料理、洗濯、の３本。年に１回アメリカに旅行するそうでそのときの交代運転手。厳冬の１月にいくそうだが私はまだビザがないのでお留守番だ。
　おかげさまで、若いときから手抜き主婦であった私はいまやプロの掃除、料理、洗濯人である。人生わからないものである。それらの知恵は３軒の家を渡り歩いたおかげで色々ゲットした。
　田舎で昼間に鹿の親子が家のそばの木の実を食べていたのを見た。朝は４頭の野放しにして飼っている馬を見た。仕事帰り真っ暗な闇空を見上げると満天の星。。どでかいひしゃく星が見えた。